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【道具】結局テントはなんでも良いんだよね・・・


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 キャンプ道具について、初心者向けの案内をしてみます。
    ありきたりにならないように、「可能な限り」努力します(・∀・)

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テントとは?

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  ・・・・・・(出だしでいきなり悩む)
 とっても一般的な道具だから、わざわざ定義しなくても知っていますよね・・・。(;´Д`)

 そう、あの外で寝るために張る布っきれです!

 三角だったり、長方形だったり、丸いのだったり、カラフルだったり、渋いダークグリーンだったり、色々ありますよね。

 でも、色々あるがために、初心者は、何を選んだら良いのかわからない。そう、わからないのですよっ!
 テントメーカーさんのページを見ても、初めてだと「?」だけが浮かびます。

 3シーズン対応!
(3シーズンっていつやねん?)

 スカートが付いています。
(おまけで付いてくるんか?履かんぞ?見たくないやろ?)

 ショックコードでポールとソケットが一体となって・・・
(ビリビリ来ないやろなぁ)

 ダブルウォール
(なんや、防御力高そうやな)

 耐水圧2,000mm
(なんぼやったらええねん)

 「もうちょっとかみ砕いて欲しいなぁ」って思いますよねぇ。


登山用とキャンプ用

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 テントには、登山用とキャンプ用があります。ただ、これは感覚的な分け方であって、欲しいテントがある場合、とくに意識をする必要はありません。(じゃあ書くなよって?よく書いてあるから気になりますやん)

 主な分け方は以下のとおりです。

登山(山岳)用:耐水圧が高く、自立式(後述)が多い。また、風を逃がすために丸みがあり、背が低い。
 軽さやパッキング性能を追求しており、遭難時等で遠目で認識するために原色のカラフルなものも多い。
キャンプ用:軽量さや組みやすさより、居住性や見た目を重視したものが多い。

 ここで疑問として出てくるのが、登山用をキャンプで使っても良いのかということですが、全然問題ありません。

 また、この登山用とキャンプ用。明確な区分けは困難です。
    例えば、「モンベル 登山用 テント」でAmazonで検索して一番前に出てくる ↓ のテント。こいつ、キャンプ場でもよく見かけるんですが・・・。

 これ、公式ホームページだと「最適な用途:カヌーツーリング/自転車ツーリング/無雪期登山/キャンプ」って書いてあるんですよ。

 どっちやねん!ってなりますよね?
    だから、「キャンプで使うときは、登山用でもええんや」くらいの認識で良いです。


自立式と非自立式

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 さて、いきなりどっちでもいい区分けを紹介しましたが、こちらは大事な区分けの「自立式」と「非自立式」です。
 自立式とは、ペグを抜いてもテントの形を維持出来るテント。非自立式はそれ以外のテントという認識で問題ありません。代表的なテントの形は以下のとおりです。

【自立式の代表的なテント】
ワンタッチ型
:傘のように開けられるタイプのテントです。ただし、風雨に弱いモノが多く、壊れやすいという難点があります。
 
吊り下げ型:もっとも標準的と行っても良いテントです。フレームを張り、その下にテントを吊り下げるタイプです。(某アニメの主人公のテント「モンベル:ムーンライト」もこの種類ですね)
【非自立式の代表的なテント】
ワンポール(ティピー)型
:一枚のテントの隅をペグダウン(ペグ(杭)を打つこと)し、中央に柱を立てることでテントの形を作るものです。設置が簡単で、背が高いためテントの中で着替え等がしやすいですが、端のほうが狭くデッドスペースも出来やすいです。
    そしてなにより・・・

    ポールが邪魔!

(何をするにしてもポールが邪魔なんや!(`ε´))


パップ(軍幕)型:近年のソロキャンパーの流行タイプ。無骨で格好良いものの、一人で設置するのは少し慣れが必要です。

 では、初心者ソロキャンパーの選ぶべきテントですが、吊り下げ型が良いと思います。

 設置の早さは慣れるとワンポール型とそう変わりませんし、虫対策として、非自立型のテントの中にインナーテント(中にさらに張るテント)をわざわざ別売りで買って(別売りのことが多いです)張るぐらいなら、はじめっから、吊り下げ式にフライシート(吊り下げ式の上から被せるシート)を被せるタイプを買えば良いと思います。

 また、非自立式は板や砂地のサイトでは建てるのが難しく、オールサイト可能な自立式と言う点でも、吊り下げ型がオススメです。

(どーせキャンプ沼にハマればテントの種類増えていくから、最初は一般的なので良いと思うョ(*゚∀゚*))


ダブルウォールとシングルウォール

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 上述の吊り下げ式の上にフライシートを被せるように外気とテント内部との間に2層あるのがダブルウォールと言います。ダブルウォールの特徴は以下のとおりです。

【メリット】
① 雨漏りしにくい。
② 前室(寝る部分以外の風雨に晒されないスペース)を作ることが出来る。
③ 結露が生じにくい。
【デメリット】
① 張るのがメンドクサイ。
② 費用が高くなる。
③ べつに防御力は上がらない(防犯という意味では防御力は上がるかもしれないケド・・・)

 自立式の場合は、前室はダブルウォールでなければ作れません。この前室がないとかなり不便です。
    雨の日や真夜中に新品のギアを外に放り出しておきたいっていうマゾい人以外は、前室は必要でしょう。

 また、テントにおいて結露は天敵です。
 片付けるのがメンドクサイわ、カビるわでロクなことがありません。
    だから、自立式ならダブルウォールがオススメです。


何人用?

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 テントには使用人数が書かれていますが・・・・・・。

 よく、キャンプで使うには、人数+1のテントを買うべきと言われます。
 つまり、ソロであれば、2人用を買うべきです。
    1人用を買うと「寝れるっちゃ寝れるけど狭すぎて寝返りすら出来んやんか!」と一人でぶちギレする羽目になってしまいます。


素材

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 テントの素材は主に、ナイロン、コットン、ポリコットン(TC)があります。

ナイロン:ビニール生地のツルツルのもの。軽く水をはじきやすいが、火に弱く破れやすい。厳密に分けると他のモノもありますが、石油製品系は全て同じ分類とします(ややこしいし、よーわからん)

コットン:重くて撥水加工をしっかりしていないと水を吸い込むが、火には強い。

ポリコットン(TC):ナイロンとコットンの良いとこ取りの素材であるが、中途半端でもある。

 初心者としては、一般的なナイロンが良いでしょう。(コットンは重いから張りにくいよ(´・д・`))

 また、耐水圧は雨の日にどれだけ水を通しやすいかといった数値となり、一般的な傘で300~500mm程度と言われています。
    テントであればナイロン製で2,000mm程度がオススメです。(あまり数値が高いと通気性が落ち、結露しやすくなります)
    また、コットンやTCの場合は、前述の傘程度が普通でしょう。(ソロベースの耐水圧を基本に思っちゃいけないよ?)


その他気になる項目

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グランドシート:グランド(地面)とテントとの間に敷くシートです。いくら天気であっても、テントの地面に接する部分は濡れます。また石などでテントが傷つくのを防ぐために敷きます。これがあるとないとでは、テントの持ちが違いますので、正規品にこだわらず、何かしらを引いた方が良いでしょう。

ポール
:基本はテント本体に付いていますが、前室が跳ね上げできるタイプではその分のポールが入っていない場合があります。ちなみにショックコードとは、ポールの中にゴムが張ってあり、組み立てやすいようにしているもののことです。(残念なことにビリビリきません)

スカート
:外部の空気が入ってこないよう、テントの下部に貼り付けている布です。これがあれば冬の寒さはある程度防げますが、その分結露しやすくなります。また、テント内でストーブを焚いたとき(自己責任です)に一酸化中毒になりやすくなるといったデメリットもあります。あと、アリさん達も入ってきません。(*´∀`)♪


色々書いたけど・・・

くろ 2

結局は、自分が欲しいと思ったのが一番です!

 結局、他のも欲しくなるし(*゚∀゚*)


自分が今使用しているテントとその特徴

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 私の現在の一軍テントを2張ほどご紹介します。(昔のテントは物置の隅でじっと鎮座しています)
 ちなみに、個人的にワンポールはイマイチ好みで無いため、物置へ・・・(以下略)

① (春~秋用)モンベル クロノスキャビン2型

https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1122627

(Amazonでは2型が売り切れていたため、イメージしやすいように4型をアップします)

【一軍活躍の理由】
・前室が広く、なんでもポンポン入れておける。
・組み方がとっても簡単。
・前室を立ち上げすればタープ不要。(夏はタープ張るけど)
・デカイわりに軽い!


② (晩秋~初春用)FIELDOOR  T/C320

【一軍活躍の理由】
・TC素材なため、傍で焚火が出来る。
・インナーテントが付いている。(あんまり使わないけど)
・スカート付のため、主に冬で活用できる。
・他のキャンパーさん御用達の「炎幕」や「ソロベース」と被らない。
・デフォルトで二股であるため、広く使える。
・まぁまぁ安いから無茶使いできる(o゚▽゚)o

  でも、クッソ重い‼️(`Δ´)
  駐車場からサイトが遠いと、持っていこうか悩みます。