見出し画像

自慢話させてください。

自慢話って、するのも聞くのも苦手だ。どちら側になっても気分があまりいいものではない。そう自覚しているから、普段めったにすることはない。むしろ謙虚に、遠慮がちに生きてきた(つもり)。


それでも、これだけはどうしても声を大にして言いたい。自慢させてほしい。そう思うほど、自分の胸の中だけには抑えきれないほどの喜びがあったのだ。



ちょうど一週間前。生涯の推しASKAさんの今ツアーわたし的3回目となる松戸公演で、人生初の体験をすることになった。いつものように、地元ローソンに行き、チケットを発券。すると目に飛び込んできたのは、初めて見る数字だった。



1列目。最前列。


彼を推し続けはや三十余年。これまでに足を運んだライブは100公演をゆうに超えている。それでも、1度として手にしたことがなかったゴールドチケット。ついに…ついに手にすることができた!!!


実は今ツアーの2公演目@姫路で、これまたわたし的最前列となる「2列目」を経験していた。この時も、初めての至近距離に驚き、興奮し、至福の時間を過ごすことができた。今回、それよりもさらに前を体験できる。なんという幸せよ…。


当日。会場に入りさらに驚いた。1列目とステージがとにかく近かったのだ。1-2メートル先、といってもいいほど。しいて難点をいえば、私の視線の真ん前(ステージ上からすると足元だけど)にモニターがあり、足元は隠れちゃって見えないかなーってくらい。このモニターのおかげでとてつもない幸福を何度も味わうことになるとは思わずにいたのんきな私…。


ライブのセトリは初日と若干変更あれど、大枠はそのままなので初日の感想文を参照いただくとして。

1曲目。ステージ中央で見事なスキャットを歌い終えた後、まっすぐに私の目の前めがけて歩いてくるではないか!!!…いや分かってるよ。(歌詞を映す)モニターがあるからその前で歌っている、ただそれだけですよ。でもね、超絶自分に都合のいい幸せ解釈が得意な私にとっては「私の目の前で歌ってくれた」ことになってるのよ(笑)。

ずっとずっと愛し続けた神様が、ほんの1メートル先、私の目の前で私の大好きな曲を歌い上げてくれてる。こんな夢みたいな時間ってある?
ファンになりたての、彼の一挙手一投足にときめいていた小学生の自分に「わたし、やったよ!」って肩をたたいてあげたいと思いながら見てたら涙があふれてきた。


彼の額ににじむ汗のつぶまで見える距離。マイクを通さない生声まで聞こえる距離。気のせいではない(と思いたい)、確かに目が合った距離。


彼のコンサートはいつだって素晴らしい。最後列であろうとも、彼の歌声が熱量がしっかり届く。それはそうだけど、やっぱり最前列でしか味わえない奇跡のような瞬間も確かにある。

コンサート開始1曲目で、もうそんな幸せを全身で浴びてしまったわけだけれど。その後も彼はステージ右、左と何度も行き来し、(モニターのおかげもあって)上手側に来てくれる時はたいてい私の目の前で歌ってくれて、そのたびに私はきっとキラキラした目で彼を見つめてた(自分で言うな)。


これだけライブに足を運び、これだけ彼の姿を見てきて、こんな至近距離で見たのは本当に初めてだった。もちろんうれしかったし興奮もしたけれど、なんというか…「神様は、生きてた。ちゃんと、生身の人間だった」って感じ(伝われ)。神格化しすぎ?(笑)


覚えているだけでも、5回以上は目の前に来てくれた。そして、目をしっかりと合わせてくれた(気がする。そういうことにしておいてくれ)。手を伸ばせば触れてしまえそうな、でも踏み込めないような。このくらいのもどかしさ、恐れ多さがちょうどいい距離感だった。



知人友人が1列目を当てるたびに、ただただうらやましかった。「いつかは」「生涯一度でいいから」。その願いがついに叶った。

人はひとつ夢を叶えるとさらに欲張りになっていく。「一度でいいから」なんて願っていたはずなのに、終わってしまえばさっそく「また味わいたい」って思っちゃうんだもの。


今回は本当に幸せな体験でした。もし叶うなら、もちろん再び経験したい。叶わないとしても、それも幸せ。結局、幸せ。


次の参戦は1週間後。1列目ではないながら、これまたとても前方で味わうことができる席。

ASKAとのラブラブショー、また楽しんできます!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?