見出し画像

パラベンの配合について

昨今、ノンパラベンやパラベンフリー、防腐剤無添加などパラベンに関しての無配合を特化とした商品を見かけますが、この事に関してどれほどの人が理解していますか?

というのも、防腐剤無添加などの無添加についても知っている人がどれほどいるのでしょうか?

この無添加というのは一般的な見解では旧指定成分が配合していない化粧品などを無添加としています。

添加物のイメージは肌や健康に悪いという認識が多いため、旧指定成分の成分よったり、肌の質や状態で問題ないものも多かったので、2001年の規制緩和で指定成分の表記を無くして全成分表記に変わりましたが、依然として旧指定成分のイメージは悪く、むしろ指定成分が制定された80年代から全く変わらないでその時の実験データがおかしいままを用いた例が多いのです。

パラベンを例にとると、パラベンは配合上限が決まっていて1%以下ですが、現在どの商品も0.5%以下しかしありません。しかし、過去に皮膚健常者に行った皮膚異常が出た実験は15%で異常が出た実験が多く、最低配合が0.8%で一時的に赤みが皮膚に出たぐらいで、0.5以下(0.2%以下ではより顕著)では問題ありませんでした。さらに、2005年8月25日に朝日新聞が紫外線を用いたパラベンの誤った実験データも公表したことでパラベンはより悪者扱いされました。

その4日後には日本化粧品工業連合会がメチルパラベンが太陽光中の紫外線の吸収をしない事を米国評価機関のデータで反論し、9月には製薬会社が朝日新聞がデータ発表した京都府立医科大学生体安全医学講座の担当助教授から「そのようなことは言っていないと思う。」との回答しています。

ハッキリ言いますが、パラベン無配合の商品が良いというのは、80年代から思考がストップした事と変わらないと思います。

化粧品は肌に使うものなので、もし防腐剤無添加で変質してしまった商品を使う方が肌にとって悪いと思います。

パラベンに対して皮膚炎などおこす人もいるのも確かなので、パラベン無配合やノンパラベンなどの商品を選んでいただいても良いと思います。

しかし、パラベンが入っているからダメっていうのは違うと思うので、パラベンに対しての認識を今一度考えていただけたらと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?