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読んでおくと古文の理解が深まる参考書です

荻野文子著『マドンナ古文常識217 パワーアップ版』(学研プラス)

古文常識を覚えておくと、場面のイメージがしやすくなります。

特に重要な古文常識の一つが「結婚までに起こるイベント」の数々。
恋愛や結婚が関係するタイプの平安時代の文章を読むことになった時、この知識は非常に役立ちます。このあとで起こるイベントや、その前に起こっていたイベントを推測することができるようになるので、話の流れが掴みやすくなるからです。

恋愛メインの物語を読んでいたのに、「雨が降り、歩けなくなって困った」 という内容が出てきても、古典常識がわかっていれば「ああ、なるほど。この日は絶対に女性の家まで行かないといけないからな」と、すんなり理解することができます。

また、「病気(妊娠)」「加持祈祷」「死」に関する知識も重要です。
平安時代だと、病気になった時に主に頼るのは加持祈祷なんですよね。それでは当然治らないから死んでしまいます。だから、「病気(妊娠)」「加持祈祷」「死」についての古典知識や単語知識は大事なんですね。死は物語の重要なテーマになるからです。

単語よりも覚えやすく、そして力になる知識ですから、かなり役に立ちますよ。

草深堂BASE店でも取り扱っております。ぜひどうぞ。

https://soshindo.base.shop/items/27782957

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