「鶴見兄弟が廃墟と化した日本家屋を探索するゲーム」をプレイする。いわゆるホラーゲームだった。兄・繁生は、単独行動の場合敵の出現時にも陰気な目つきで睨む位のリアクションしかみせないのだが、弟の林太郎と一緒だと咄嗟に前に出て庇うモーションをする設計。

繁生は何故か着ている白いYシャツが血でべったりと汚れた状態で中庭に倒れており、林太郎に揺り起こされて目がさめる、という時点からゲームスタート。林太郎は時折“幽霊のように”唐突に姿を消す。プレイヤーは鶴見繁生を操作して自身や家の記憶に関する手掛かりを集めてゆく。

理由不明だが途中で拳銃が手に入る。基本的に作中の時間軸は夜間であり、月光が降り注ぐ中庭以外は暗室のため、繁生(プレイヤー)はペンライトを前方にかざした上で拳銃を構える。本来の繁生は多分それが出来るほど器用ではないだろう、と考察。

時が経つにつれ幻影や幻聴を見聞きするようになり、繁生の判断力や認知能力も次第に信用出来なくなってくる。最終的に繁生は林太郎を拘束・監禁しようとしてくるので、プレイヤーは林太郎を操作して繁生から逃げ回る羽目になる。その過程で、敵も林太郎も繁生の見ている幻影であることが分かる。

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