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「ヒッチハイク史上一番称賛を浴びた」

靴磨き世界一周ヨーロッパ編110日目

「君はこの会場までどうやって来たんだい?」


コペンハーゲンで開催された本田健さんの
講演会に、メインの健さんがお話する前に、
主催者のアルンさんは私を紹介し、ステージ
に上がらせてもらい、インタビューをしてきた。
⁡〔一つ前の記事の続きです〕


これがコペンハーゲンの一流のコンサート会場
の舞台から満席のお客さんを見る景色か。   


って浸ってる場合じゃなくて、質問に答えないと。


「この会場までどうやって来たのかって?」


そんなのいつもの方法だよ。


「ヒ、、、ん?、、、フ?、へ?、、、」


なんてことだ。


急にステージに上げられて緊張したからか、
"ヒッチハイク"という言葉が出てこない。


え、どうしよう!?



この質問に対して、デンマーク中のセレブが
集まってる会場で「ヒッチハイクで来ました」
といえば確実に笑いが取れるのに、"ヒッチハイク"
という言葉が出てこない。


アランさんからのファーストクエッションで
意味不明なほど間が空いている。


たしか小学校の道徳の時間に

「笑いで最も大切なことは"間"だ!」

と大阪の小学校に通ってたもんだから習った記憶がある。
#どんな学習指導要領やねん


そして、確実に"その間"は過ぎ去っている。


しかし、言葉が出てこない。


頭をグルグル動かして、その言葉を思い出そうと
していると、心の中のリトル総将が、

いや、あの時は脊髄の中にいたリトル総将が言った。


「左ポケットのものを出せ。」
#脊髄反射


何言ってんだ脊髄の中のリトル総将は!?


と思いながらも左ポケットに手を入れると、
分厚い紙が入っていた。


こ、これは、、、"ヒッチハイクボード"だ!


「To kobenhargen」と書かれた
ヒッチハイクボードがポケットの中に入っている。


こいつを、召喚しよう。


私は左ポケットからその紙をゆっくり出して、
折り畳まれてるのをゆっくり広げた。


観客の中から「ヒッチハイクボードだ」
と察した方からジワジワ笑い声が聞こえてきた。




私は無言で「To kobenhargen」と
書かれたヒッチハイクボードを観客に見せた。


その瞬間、会場が揺れた。


10年前にオリンピックの開催地が「東京」
に決まった時の「Tokyo」というフリップを
めくった瞬間くらい会場が揺れた。



ヒッチハイクボードを掲げてこんなに
称賛されたのは初めてだ!



"ヒッチハイク"という言葉が出てこなくて良かった。



その後もアランさんは私の活動をインタビュー
して、私が答えるという時間が少し続いた。


最後にアランさんは観客に質問をした。


「彼は今日、このままでは野宿をするんだ。

どなたか今夜泊められる方はこの会場にいら
っしゃいますか?」


すぐに手前の方に座っていた男性が手を挙げてくれた。

「君は今日、彼のお家に泊めてもらいなさい」

とアランさんが言うと、会場が拍手喝采になった。


実はアランさんが運転するテスラに乗って
健さんと私の3人で会場まで向かってる間に、

「今日は野宿をしないように、コペンハーゲン在住
の方で泊めてくれる方を探してみるよ。

きっと助けてくれる人がいるだろう」

と言っていた。


、、、


どんな探し方やねん!!笑


こういう大胆な男が最新のテスラに乗るのか。笑


ありがたくその男性のお家に泊めていただく
ことになった。


休憩中に、

「もしコペンハーゲンにいる間に
泊まる場所なかったらうちにおいで」

と言っていただいた方が他にも3人いた。


よし、こうなったら、、、

せっかくなので全員に泊めてもらおう!!
#せっかくの使い方絶対おかしい


コペンハーゲンにいる間に一日づつ声をかけて
くれた方々のお家に泊まり歩くことにした。
#お前はヨネスケか


世界一周17カ国目のデンマーク、波乱の幕開け。


世界を股にかけるヨネスケみたいな奴になってます。


昨日泊めていただいたバーシャさん


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靴磨き世界一周ヨーロッパ編中間報告会

日時:8月25日【金】20時〜

視聴方法:zoom

参加費:3,300円

↓詳細、申込はこちらから

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