「お金よりも"喜び"を稼ぐ」
靴磨き世界一周アジア編180日目
カンボジアの小学校の卒業率は、、、52%。
え、2人に1人がまだ小学校を卒業してないの?
最初にそのデータを知った時に驚いた。
しかしそれはカンボジア全体の平均値であり、
農村部ではさらに低い就学率となっている。
私もシェムリアップに1週間滞在し、ご縁あって
村や孤児院に訪問させていただいたので少しは
状況を理解することができた。
今日もカデさんが長年関わっているトロペアントム村
に一緒に連れて行ってもらった。
#2回目
カデさんいわく、カンボジアでは小学校から
高校まで卒業して自分で職業を選んでいる人は
かなり少ないそうだ。
農村部の人達の月収が6000円〜10,000円ほど。
そんな状況もあり、子どもが学校を卒業する前に
目先の生活費が必要で子どもに働き手としてお金を
稼ぎに行かせるケースが多いそうだ。
その子達は大人になっても読み書きができず、
収入の低い体力仕事しかできず、負のスパイラル
から抜け出せない。
そこでカデさんはトロペアントム村の限られた資源で
仕事を作れないかと考えた結果、、、
「竹建築」にたどりついた。
竹なら自然材料を"形"に変えていける。
今はトロペアントム村に学校と職場、宿泊も兼ねた
複合施設、「earth tree ビレッジ」を全部竹で作っている。
カデさんは時間もエネルギーもお金も全て
今はこのプロジェクトに注いでいる。
でもこれが完成してうまく回るようになっても、
カデさんにお金が入るわけじゃない。
なんでそんなこと続けられるんだろう?
て私はシンプルに疑問を持った。
私がそんなことを言いたそうにしていたのを
察してか、カデさんは話してくれた。
「俺はね、お金を稼いでるわけじゃない。
"喜び"を稼いでるんだ。
村の人達の得意なことを活かしてさ、
問題解決をして発展して、喜んでくれるのを
見てると俺も幸せなんだよ。
カンボジアの人達は経済的には貧しいけど、
みんな心は豊だよ。
俺も彼らからたくさんいただいている。
でもそうやって喜ばせて、喜ばせてしてたら、
不思議と仕事になっていくものだよ」
"喜び"を稼ぐ。
それを本当に体現してるからすごいなぁって思う。
カデさんがこれまでたくさん喜びを稼いで
きてくれたおかげで、フラッときた私も現地の方々
に親切にしてもらって恩恵を受けている。
そんなearth tree ビレッジもまだ全体の1/5
程度の建設だ。
#既にむっちゃデカいが
クラウドファンディングで10月いっぱいまで
earth treeビレッジを完成するために必要な資金
調達をしています。
↓↓↓
https://earthtree22.studio.site/crowdfunding
このページにカンボジアのことより詳しく
書いてあるので読むだけでも勉強になります。
でもearth tree ビレッジが完成したら村人だけが
喜ぶんじゃなくて、いろんな人がこの建物を見に
来て驚くんだろうなぁ。
カデさんは変わった人達が来た時にearth tree ビレッジ
で子ども達に特別授業をやってもらう構想も立てていた。
そしてチャッカリ、というかそれも計算して
宿泊施設も作っている。
これは将来トロペアントム村に沈没する旅人が
続出しそうだ。
#完成する前で良かった
#絶対沈没してた
トロペアントム村、すんごいことになりそうだと
見ていてワクワクします。
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