広島に滞在中にインスタからメッセージが来た。

「山口県に来た時はウチの施設にも来てください」と。

私は呼ばれた場所には必ず行くスタイル。

九州に行くためには山口県も通らないと
いけないので日程を調整し、行くことにした。

そこは山口県光市にある「福祉メイキングスタジオ」
という場所だった。

この春からオープンしたばかりの施設で、
みつくんは自身も障害があり、そこのスタッフ
として働いていた。

私の日々のSNS投稿を見て、旅をしながら
靴磨きをする「靴磨きトラベラー」という活動を
カッコいいと思ってくれていたそうだ。

みつくんは靴磨きが大好きで、地域のイベント
では靴磨きブースを出店し、山口の足元を輝かせている。

みつくんは身体的には動かしにくい箇所もあるが、
それをカバーする"人間性"と"靴磨き愛"がある。

実際にイベントでは地元のおばさま達から大人気だそうだ。

みつくんに夢を聞いた。

「広島の92の安部さんのようにカッコいい
靴磨き職人になって、靴磨き選手権に出ること」

、、、

、、、

そこは俺じゃないのか！！

みつくんと青空の下で靴磨きセッションをして、
とても勉強になった。

靴が自身の障害の影響で持ちにくいなら、
手首の角度を変えて、手の甲を使って底から
持ったり。

片手でクリームを塗りぬくければ、
両手で靴を支えながら、あいてる指で
靴クリームを塗り込んだり。

自分の体の構造に適した靴磨きのやり方を
試行錯誤して見つけ出したんだと思った。

私はまだまだ靴磨きの探究心が弱いなと
ミツくんの姿勢を見て思った。

山口にも日の目を浴びてないだけで、
こんなに靴愛のある靴磨き職人がいる。

この業界の可能性はまだまだある。

本当に旅をして良かったと既に思う。

「次に会う時はお互い靴磨きのレベルをアップ
して、靴磨き選手権で横に並んでライバルとして
磨きましょう」と約束してお別れした。

https://youtu.be/pUkHdCnyabw
↑みつくんとセッションしたYouTube

https://www.instagram.com/sosholand
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