「きく」と私。

こんにちは、souの樋口です。
先日、じゅんさんが10月の活動報告を書きました。

souのふたりに共通しているのは割と受け身というか
人の話を聞くのが好きだということです。

note「10月の活動報告のようなもの」

その中で「話を聞くのが好き」という言葉が出てきます。

そこに誤りはないのですが、すこし引っかかるものがあったので、自分にとっての「きく」に思いを巡らせてみました。

きくこと、それはモテるため。

初めて「きく」を意識したのは小学校2年生のとき。
5歳上の兄から心理学に関する本を見せてもらった記憶があります。たぶん以下(どんな文脈で教えてもらったのか。笑)

親の転勤のため、小学校のときは年に2度転校したこともありました。
新しい環境に溶け込む必要があったので、人間関係について考えることが多かった気がします。

その影響か、(女の子からに限らず)モテるということを意識してました。でも、自分は、決して話が上手じゃない。
緊張しいで、はなす時にたどたどしくなってしまうことに悩んでいました。

そんなとき、本の中の「人は自分の話を聞いてくれる人に好印象を抱く」という旨を見て、コミュニケーションに希望を抱きました。

ただ小学校においては、こちらが"聞いてる"とか"聞いてない"なんてお構いなしに話したい子は好きなだけ話す、おしゃべりフリースタイルバトルが展開されていて。。

「きくって全然役に立たないじゃん。」

と、思っていました。

結局、話がおもしろい人が目立つ構図。(きっと全国共通?)
羨ましいなあ、と思いながら日々を過ごしていました。

きくこと、それはモテるため。②

それから時が経ち、大学時代。

この頃には同性からモテることに興味はなくなっていて、ひたすら女性からモテたいという気持ちがむくむくと。
そこで出会ったのがこの本。

ここにも、聞くことの重要性が書かれていました。

デートに誘っては、相手に良い印象を与えるためにたくさん聞こう、と思っていた自分。
いざ聞いてみると知らない世界の話がわんさか出てきます。

「けん玉って心が落ち着くよね」
「はわく、って福岡の方言らしいよ」
「鹿児島の公務員のCMすごいから」

そんなことをしていたら、
いつしか聞くことのおもしろさに魅了され、”聞きたいから、きく”という能動的な行為になっていきました。

この時期に、
「きく」ことに対する信頼も高まった。
と同時に「きく」ことの多様さや難しさ、本当の意味での重要さも感じるようになりました。

「きく」を、仕事に。

大学5年(休学をしました)のときに出会ったのがコーチング。
現在GOAL-Bの代表として活躍しているAKIOさんが、大学時代の先輩ということもあり、コーチングを受けました。

そのときに、「話をきくことが価値として認められる世界があるのか」と感銘を受けて、自分もコーチとしての活動に舵を切りました。

コーチングスクールにも通いましたが、そこには色んな背景を持った人がいて。管理職として部下との1on1を改善するために来てる人もいれば、主婦として家庭を良くするための手段として学んでいる人もいる。

自分が今まで当たり前のように思っていたこともありましたが、(テクニックに走りたくないのは前提としてありつつ、相槌打つことや言葉をオウム返しすることetc.)自分より人生経験の長い人たちが、その内容に感激する姿もあり、自分が相対的に「きく」ことへの意識が強かったことを知りました。

きくは誰にでもできること。だけど、誰もが上手にできるわけじゃない。

コーチングスクールに通い、数百時間程度のセッションを行い、お金もいただきながら、「きく」を営む。

現在コーチとしての活動はおやすみしていますが、新卒で入った会社はインサイドセールス。電話を使って営業をする。ここではコーチングとは違った「きく」の形を知りました。

今はディレクションやプロジェクトマネージャーとしての仕事。コミュニケーションの仕事だと認識していますが、そこでも「きく」ことは大きな役割を担います。

「きく」ことから始まる。

きくことに対して思うことは、長くなるので別のnoteにまとめようと思いますが、自分のこれまでの「きく」との付き合いはこんな感じ。

きくことで新しい世界を知ることができたし、きくことが一緒に活動する友人との関係を深めてきたし、きくことでコミュニケーションを楽してきた側面もありました。

僕にとっての「きく」は好きなことでもありながら、生きるために培ってきた術だったようにも思います。

自分の得意は、自分が素敵だと思う人のために使いたい。
素敵だと思う人に触れるためにきいてみたい。

「きく」を探求しながら、souの活動にも活かしていきたいなと思います。

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