実家に置きっぱなしにしていた雛人形を、リサイズして我が家にお迎えしました。

私の雛人形は、母方の祖父母が買ってくれたもので、ガラスケースに入った「団地雛」です。お雛さま、お内裏さまと、三人官女、飾りがいろいろとついた三段のものです。

団地雛といっても、全体は相当大きく、実家の押し入れのかなりの部分を占領していました。

結婚して家を出たあと、実家の狭いマンションに置きっぱなしの大きな雛人形がずっと気になっていたのですが、これまた狭い我が家では、飾る場所も収納するスペースもない。うちに持ってくるのは諦めていました。

そんなとき、「雛人形のリサイズ」というサービスがあるのを知りました。雛人形を送ると、住宅事情に合わせてリサイズしてもらえるというものです。

担当の方と数か月かけて何度もメールのやりとりをし、

・お雛さまとお内裏さまだけを残す
・屏風のみ新たに購入
・我が家の収納スペースに合わせて木箱を作ってもらう
・お顔にできたシミを修復

という形に落ち着き、昨年11月、晴れて我が家に雛人形がやってきました！

屏風は、たくさんのカタログを送っていただき、その中から選びました。下に敷くもうせんは、ちょうど良いサイズがなかったので特に注文はせず、橙色のリネンのランチョンマットで代用しました。

今年初めて我が家に飾ったお雛さま。まるでずっと前からここにいるかのように、リビングに溶け込んでいます。

今まではガラスケースに入っていたので、間近で眺めたことはありませんでしたが、至近距離でしみじみと眺めてみたら、作られてからぴったり50年も経っているとは思えない美しさです（お顔もきれいにしてもらったからね）。

いままで大切に飾り、保管してくれた両親に感謝。そして、50年前に雛人形を贈ってくれた、今は亡きおじいちゃんおばあちゃんに、とっても会いたくなります。

リビングのいちばん良い場所から、私たち夫婦を見守ってくれているお雛さま。視界に入るだけで心があったかくなるし、ちょっと夫にイライラしても「夫婦なんてそんなもんですよ」と笑って言ってくれているような気がするのです。あぁ。癒しだ。。。

ちょうど50年の節目に雛人形を実家からお迎えすることができて、本当に良かったです。一年中飾っておきたいぐらいです。

このたびお世話になった「人形のやまだ」さん、ありがとうございました！！しかも、「本当にこれだけ？？」というような良心的なお値段でお人形をリサイズしていただきました。心からの感謝です。

「人形のやまだ」修理・リサイズ
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