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一級建築士×FPが教える「変動と固定の選び方」

先月の我が家の電気代 52,000円…😔
まあ、生活スタイルの変化があったとはいえ 過去最高額です…

「ランニングコストが安いのは【オール電化住宅】」
…で選んだオール電化が完全に裏目にでた格好です😢

更に…「地球に優しいオール電化住宅」も大震災以降、原発がなくなって ブンブンに化石燃料で発電している現在、これもビミョーです…。

こんなふうに、家を建てるとき「得か損か」「正解か不正解か」で決めてしまうと、後悔することが多かったりします。

例えば住宅ローン…
現在の変動金利の最安値は0.29%、それに対して35年固定のフラット35の金利は 安くても1.87%(2024年1月)…

5000万円35年のローンにすると、返済額で約3.8万円の差!
どう考えても変動金利一択です。

でも、電気代と同じく変動金利は その名のとおり「変動」します。
「変動金利」を選んだことが将来 裏目にでるかもしれません。

そう、ローン金利も電気代も上がり下がりは誰も予測することができない…

住宅ローンであれば完済したとき、電気代であれば生涯が終わるときでなければ、結局「損したのか得したのか」は わからないのです。

…であれば、何を基準に選べばいいのか…
それは払ったお金の「対価」ではないでしょうか?

対価は「お金の対価」ではありません。
払ったお金で自分がどうなったか…の対価です。

変動金利を選べば支払いが減った分、家族旅行に行けたり、趣味にお金が使えたりする「満足」を手に入れることができます。

固定金利を選べば、変動金利より高いお金を払うことで、この先 金利が上がらない「安心」を得ることができます。

その他にも
・繰り上げ返済をする
・太陽光発電を設置する
・ZEH住宅にする

一見コストを下げたり、トータルで得したり、環境に良さそうだったり…
選択肢はたくさんありますが「得か損か」「正解か不正解か」は結局 生涯の最後の方にならなければ答えは出ません。

…で あれば、払ったお金で今の自分が
「どうなれるか」
「どういう状態でいられるか」
…を基準に選ぶことって、結構大切だと思ってます。

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