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欅坂46

私は幼い時からAKB48やももいろクローバーなど、女の子のアイドルグループが好きだった。アイドルは、理想であり私にできないことをできる人たちの集団だった。その成り行きで欅坂46に出会った。

欅坂46を最初に知ったのが、ユーチューブの広告だった。メチャカリのCMでサイレントマジョリティーが流れ、女の子が自分が着ている服が似合ってないだの言われそれに対して水をぶっかけるというCM。

なんだこのグループは。最初に感じた印象はあまりにも衝撃なものだった。それから欅坂46について調べるようになった。最初の衝撃があり、次に彼女たちのルックスがあまりにも良くますます興味が湧いてきた。

私は物事に飽きやすく、周りの人達が騒ぎはじめたらだんだん気持ちが冷めてくる。けれど欅坂46は私の中で唯一好きでい続けてるアイドルだ。彼女たちの何がそんなに私を惹きつけるのか。


彼女たちの表現力と楽曲は素晴らしい。今の世の中の苦しみを表している歌詞と音楽。それに対して一人一人が考えて自分の気持ちを表現している。それが見ている聴いている方に伝わってくる。これがアイドルなのか、と時々分からなくなるくらい。センターの子が特に表現力があると注目されているが、センターの子を中心として周りのメンバー全員が私と変わらない年齢の彼女たちが人を惹きつける表現力を持っている。


今回の新曲「黒い羊」                                                 この曲を聴いて、私の今までの生活を思い出した。人の目を気にして、自分の本心を隠して、誰かの意見に乗っかって、自分は目立たないように目立たないにすることだけを意識していた。結果的によかったことは何一つもない。面白くない話に対して口角を上げていかにも楽しそうに話している。なにも楽しくなかった。自分の人生が苦しかった。本当の自分がいなくて偽りの自分で生きていた。本当の自分が悪い者ではないのに。


その思いをそれが悪いことじゃないと伝えてくれたのがこの曲だった。鳥肌がたった。白い羊になるくらいなら黒い羊で生きよう。黒い羊でいることで周りに迷惑をかけたりなんてしない。

たった一曲が私の感情や思考を変えるくらいの能力を欅坂46は持っている。彼女たちに幾度となく助けられた。私は私でいるためにこれから先もずっと彼女たちを応援していくだろう。

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