その店は、
住宅地に突如として現れる。
カウンターと小上がり15席程の
小さな店である。
ポツンと密かに佇む店の前には
開店待ちの客が列をなしている。
これは相当の人気店である。

芝浦食肉市場で働く店主が
毎日仕入れ、
その日のうちに捌くというスタイル。
新鮮なもつ刺しが
この店の目玉であるらしい。

先ずは、生ビールで喉の渇きを癒す。
美人女将に乾杯。

レバー、ハツ、シロとカシラを
頼んでみた。
どれも絶妙な味付とたまらぬ食感で、
抜群に旨い。
ぷりっぷり、ぶりんぶりんである。
これには小生、感激してしまった。
どれも大ぶりでボリュームがあり、
かつ、新鮮さ際立つ
レベルの高さだ。

特筆すべきは、
コストパフォーマンスで、
一本100円〜120円という
驚愕の心意気なのである。

未だに信じ難い、
モツの最高峰とも言える店が
こんな隠れた場所にあるなんて。

だから、下町は素敵なのだ。

逸品絶品づくしのこの店に、
すっかり心を奪われた小生であった。

やきとん ますだ
080-1361-1038
東京都荒川区町屋7-9-20 108
https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132401/13084316/