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高級な靴下ってどんなもの?

近年、靴下はとてもとても安くで売られています。
靴下専門店でもユ○クロでも無印○品でも3足で1000円以下は当たりまえ。
ドン・キホーテで売られているキャラクター靴下の安さには驚きです。

それとは対をなす、高級な靴下ってどんなものがあるのでしょうか。
みなさまは高級な靴下、と聞いてどんな素材のものを思い浮かべますか?

シルク

言わずもがな蚕繭の繭玉から紡がれる糸です。

シルクには「生糸(きいと)」「絹紡糸(けんぼうし)」「絹紬糸(けんちゅうし)」と品質にランクがあります。

生糸は和服などに使われる艶々とした光沢のある糸です。蚕繭の外側の一番きれいな部分で、絹紡糸は比較的内側の少しランクの低い糸、絹紬糸はさらにその糸をほぐして紡ぎなおしたものです。

こちらの靴下はシルクの中でも比較的安価な「絹紬糸」

艶々したシルクのイメージとは異なり、ネップのようなポコポコした風合いがあります。

アルパカ

寒いところに住んでいるアルパカの毛は保温効果が高く、とてもあったかいです。

こちらのトップボアの靴下はボアの部分にアルパカの毛を使用しています。

カシミア

ちなみにカシミアは↑写真にもあるようにヤギの毛です。中央アジア、チベットなどに産するカシミヤ山羊の毛。
毛が細く密度が高いが軽く、上品な光沢もあり、羊毛では出せない柔軟で柔らかな触感と暖かさが特徴です。カシミヤ製の靴下はあまり聞いたことが無いですね。

それとは比べられないほど高級な糸の素材はこちら

※非売品です

ただの茶色い靴下?

茶色とみてピンと来た人は博識ですね

「ビクーニャ」の糸で編まれたくつ下です。

会長がむかーし、少しもらった糸で編みたてたそうです。

繊維が細くつややかでさらっとしています。
めったに出会えないレアものです。

ビクーニャ

南アメリカのペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチンの標高約3,700- 5,000mの高地の草原に10頭前後の群れを作って生活している動物です。毛織物製品は高級品として取引されます。体毛が細く、毛の太さは100分の1mmほどで、動物の中でも極めて細い。人に懐かないので家畜化されておらず、野生のビクーニャを捕まえて毛を頂く形になります。2年に一度しか毛の刈り込みは許可されておらず、1回の刈り込みで成獣1頭につき250 - 350gの体毛しか得られません。

なんかこう、見た目が

ひょろっとしててお目目がぱっちりで、不思議な動物ですね・・・。

ビクーニャの毛織物は調べたところ、マフラーでも15~20万円くらいする代物。ビクーニャの靴下、これ一足しかなく販売もできませんが、売るとすれば数万円?

超高級靴下ですね

糸を仕入れることができないので、残念ながら新たに編むことはできませんが。履いていた会長曰く「すごく暖かい」そうです。

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