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福岡を中心にラジオパーソナリティ、司会、講師として活躍する“吉良牧子”さん

ラジオパーソナリティ、司会、講師、モデル、リポーターなどマルチに活躍し、輝く女性のロールモデルとして、多くの女性の生き方に影響を与え続ける吉良牧子さんに、その思いや情熱の裏側についてお話をお伺いしました。

■吉良 牧子(きら まきこ)さんプロフィール
日産ミスフェアレディとして東京モーターショーやオートサロンのショーモデルとプレゼンテーションを経緯。卒業後は、モデル、リポーター、ラジオのパーソナリティとして福岡を中心に活躍。「ビジネスマナー」「コミュニケーション」「モチベーションアップ」「アンガーマネジメント」の講師として、大学や、各種専門学校、セミナー、企業研修など、年間480回実施。2016年度、ミスユニバース長崎大会ビューティキャンプの接遇マナー講師も担当。企業のPRや集客アドバイザーも努める。

目の前の人も満足させられないのに、私に何ができるんだろうって。


Q.どんな心の在り方や認識の変化が今の活躍に繋がっていますか?

吉良 牧子さん(以下、吉良 敬称略) 
心の在り方でいうと、目の前にいる人がいかに笑顔になれるのか、満足してくれるのか、シンプルにそのことをやり続けた結果、仕事が増えたというのが正直な感覚ですね。

記者 それってシンプルなようで難しいことだと思います。そのシンプルなことをやり続けられるようになった背景に、どんなきっかけや変化があったのでしょうか?

吉良 今までたくさん失敗してきたんだと思います。失敗する中で、その原因をいろいろと考えた結果、目の前の人さえも満足させられてないという事実に気づいたんですね。目の前の人も満足させられないのに、私に何ができるんだろうって。だからこそ、目の前の人を満足させたいという気持ちを忘れないようにしようと。私はすぐにそのことを忘れちゃうんです(笑)

一人ひとりがいろんな目的を持っていて、自分と一緒の目的を持っているわけではないと認識しています。だからこそ、その人が何をどういう手法で、どんな風にしてあげたら喜ぶのか、常に考えていますね。自分がされて嬉しいことが、必ずしも相手がされて嬉しいこととは限りません。むしろそうでないことの方が多い。だからこそ、「この人だったら?」と考えていくことが、意外に相手が喜んでくれるヒントになるのかなぁと思っています。私は複雑に物事を考えることが苦手なんです(笑)だから目の前の人が喜んでくれることを精一杯考えて、精一杯やってきたことが、今の活動に活きているのかもしれませんね。

「だから私たちはもっと“人間らしさ”を取り戻した方が良いんじゃないかなと。」

Q. AIが活躍する時代に人間に求められるニーズは何だと思いますか?

吉良 これからなくなっていく職業リストとかよく出ているじゃないですか。ああいうのを見て私が思うことは、そこに不安を感じて将来の仕事を決めるよりも、今やっている仕事で生き残れる道を考えた方がいいんじゃないかなと思うんですよね。どんな仕事も、その時代の流れによって不景気に陥ったり、なくなったりする。だからこの仕事なら絶対に安定だって言い切れないと思うんです。これから求められるニーズは、人間だからこそできることを逆手にとって、“人間らしい魅力を発揮していくこと”なんじゃないかなと思います。人間にしかできないことって、良いところもあれば悪いところもある。例えば人間同士がケンカして絆を深め合うって、AIには決してできないことだと思うし、「この人にお願いしたい!」っていう感覚は、AIには埋められないものだと思う。やっぱり良い面も悪い面も含めて、“人間らしさ”がキーワードかなって思いますね。

記者 吉良さんが思う人間らしさってどんなイメージですか?

吉良 この言葉が適切かどうかわからないですけど、「泥臭さ」みたいなものだと思います。スマートにいろんなものをこなせればいいけど、スマートだけではどうにもできないこともある。ただ、“この人は助けてあげたいな”って思う時って、やっぱりその人が泥臭いことをしている時に感じますね。泥臭いという以外の言葉が見つからないですが、他の言葉でいうなら「ダメさ」かな。でも今は逆に人間がどんどん機械化していってるところもありますよね。だからこそ、AIが発展すれば、それに応じて私たちも変わっていかないといけないと思うし、私たちはもっと“人間らしさ”を取り戻していった方が良いんじゃないかなと思いますね。

Q. どんな美しい時代を創っていきたいですか?

吉良 私は美しい時代を“創っていく”というより、美しい時代を”見たい”と思います。だからこそ、美しい時代を創ってもらうために若い人たちの手助けがしたい。今の若い人たちは日本の良い時期を知らないし、成功体験がないから、良い時代のイメージを描けない人たちが多い。でも私たちは世代的にバブルの後、良い時代も知っているし、そういう世代の大人たちが今の若い人たちを引っ張り上げるキーになると思うので、そこを私たちの世代がちゃんと繋いでいく。若い人たちが美しい時代を創るための手助けをすることが、私にできる役割なんじゃないかなと思っています。

記者 若い人たちがどういう風に変化していくことが、美しい時代を創る鍵になると思いますか?

吉良 今の若い人たちは感覚的に外に出たいという願望があまりないように思うんです。だからこそ、もっと世界に視野を広げるとか、日本のことにもっと興味を持ってもらうとか、そういう新しい刺激を与え、外に出たいと思うような気持ちをつくっていくことが、私たちの役割だと思います。もっと視野の広い大人たちが、若い人とは話が合わないと遠ざけるのではなく、一緒になって巻き込んでいって、いろんなことができたらいいなぁと思っています。

私みたいに学生とも社会人とも両方接していると、学生がどういう風に変わっていくのかもみえてくるし、社会がどういう風になっているかも間でみているので、学校の授業や社会人の研修の場で、上手くお互いの気持ちを汲み取って繋いでいくということが、私の立場から私ができることなのかなと思っています。一人でも多くの良い大人と出会っていくことが、若い人にとって人生を変えるきっかけになると思うので、若い人には世の中にも良い大人がいっぱいいるということ、社会人には学生にも良い人材がいるということ、その両方を伝え、繋いでいく架け橋になれたら嬉しいなぁと思っています。

Q. 吉良さんが思う美しい人とはどんな人ですか?

吉良 私が魅力的に感じる人は、強いだけじゃなくて、ちゃんと目の前にいる人の話にも聞く耳を持って、柔軟にしなかやかに対応できる人ですね。やっぱり年齢とともに頑なになっていくじゃないですか。女性も男性も凝り固まった考え方になるのではなく、相手を受け入れられる器の広さだったり、年齢を重ねても、知らないことを知った風な感じにはせずに、知らないからこそ若い人に教えてもらいたい!と、そういうフレッシュな気持ちがある人は、すごく素敵だと思います。強いだけじゃなくて、そこにその人がたくさん経験してきたからこその柔軟さやしなやかさが滲み出てくる。そういう人は素敵な生き方をしてる人だなと思います。

記者 個人的な質問になりますが、魅力的な男性とはどんな男性でしょう?(笑)

吉良 好きなことを持ってる人。これが好きってハッキリと言える人。その話を始めたら止まらないし、一つのことにひたすら打ち込める人。女性って男性の真っ直ぐさが好きだと思います。女性は視野を広げて、いろんなことを同時に見てるから、男性の真っ直ぐさって女性にはない魅力なんじゃないかなと思いますね。

記者 ありがとうございます。吉良さんの凜とした姿勢と、若い人の視点も大人の視点も柔軟に包み込める大きな視点に、しなやかで美しい女性の在り方を感じさせていただきました。これからのさらなる活躍が楽しみです。本日は貴重なお話ありがとうこざいました。

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【編集後記】

今回記者を担当した相良と波多江と荒牧です。

初めてお会いした時に、あまりの美しさにこちらが緊張してしまいましたが、とても気さくで、ユーモア溢れる会話で場を和ませてくださる姿勢に、見た目だけではない洗練された心の美しさを感じることができました。吉良さんのようなしなやかで美しい女性が、これからの日本社会でどんどん活躍していったらどんなにワクワクする未来になるだろうと、私も若者の一人として一緒に美しい時代を創っていきたいと、強く思いました。

この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。
https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36

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