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飲めない人の為のスナック街 繁華街の歩き方① 〜東京山梨 思い出紀行〜

山梨県にて。
狭い路地に橙色のライトがお出迎え!


はじめに。
身の周りも世界も遊び場である…?


“興味のある世界で生きていきたい”と感じた事はあるだろうか?

僕の興味は世界中に溢れている。

そして、自分の眼で体で世界を見たり確かめたいと思っている。

あえて海外の危険な場所に赴いたり、辺境な場所へ飛び込んだり…そんな大それたネタを持ち込めないのが僕の今の状況である。

あなたはどうだろうか?


それでも、僕は行った事のない場所に行き感じた事、発見した事を話したい。(それが近場でも)

“僕にはできない”それは本当だろうか?
そもそも、僕たちは本当にできないのか? 

“絶景スポット”があるのは遠い昔誰かきっと
「これは美しい!」「良い!」と言い始めた事から【新しい価値】が生まれると僕は思っている。


そう、だからきっと僕たちも
自分の心の受け方次第で世界は遊び場になる。
新しい価値を、再発見できるはずだ。


世界も自分の周りも点と点を繋げて、面白く、楽しく感じる事が出来るなら既にこの世界この地球は遊び場になる。

《いわゆる普通の人たち…》
「でもさ、仕事がある、生活もあるし、お金がないも時間もない…。」

そこで、少し前の話しをさせて頂きたい。
(参考になるか知らんけど!)


ある日、ツルツルの我が脳みそに力をと心を込めて、まがいなりにも皺を寄せ集めてくだらない事を絞り出す。

僕「!!っ」頭の後ろに後光が刺した気がする…

「よし!掛け算で行こう!」

「…?」

そう思い立ったのは「何かをやりながら同時にやろう」という誰でも思いつく事をその時はあたかも自分の搾り出した叡智の様な気持ちになっていた。

ちょうどそんな事を思っていた頃、たまたま実家で両親と過ごしていた時である。母が突然…

「山梨へ行こう!」と発作の如く言い出したのである。なぜなら親戚がいるからという理由だ。

何かの引き寄せであろうか?

前作『ベトナム南部思い出紀行』を制作中の中『また、旅へ出たい!(できれば海外)』と思いを書籍にぶちまけていた真っ只中であった。

※因みに初の書籍『ベトナム南部思い出紀行』⤵︎

僕は二つ返事で了解。(海外ではないが)

早速、僕は仕事や様々なことを置き去りに無理やりスケジュールをこじ開けた。

とにかく、旅がしたいのである。

そして、先程言った「掛け算」だ。

ただの『良い思い出』にするのではもったいない!『何かの作品にしよう!』僕にとっての“掛け算”である。

思いつくのはこの二つ『文章』『写真』
もちろん、どれも興味はあるが下手くそである。


そして、僕は早速面白いネタを探す…。
見つかるわけがない。何故らなら既に先駆者たち輝かしい作品を残しているのだから。

“自分が興味を持っていること”それに絞った。
(というか今の僕にはそれしかない…)

・『スナック街又は繁華街周辺』の写真
・出来事を書くだけのバカの一つ覚え【秘技】
『〜思い出紀行』シリーズである!

と、まぁそんな感じな勢いだけで、「作品にする」という目的でここに文章を綴っているのだが

相変わらず読み手を無視した自己満足なネタを中心に誰得かもわからない自分が現地で感じた事、思い出だけを書いていきたいと思う。

そして、そんな大それた事じゃなくても良い。『よくある良い思い出』にも何か転がっているはずだ!

もっと勇気を出してこれが大好きだと叫んでみることにする!

きっと小さなことから、その一歩から世界へ繋がる!

世界は遊び場にするために…?


(超私極的)飲めない人のための繁華街、スナック街の歩き方


言い方は悪いのは承知だ。
日本における“煤けたスナック街”や“繁華街”は世界遺産である。僕はそう思っている。


2023年現在、“ナイトカルチャー”『スナック街』が外国人を中心にいわゆる『日本のディープスポット』として注目を集めているらしく、
スナック街を周るツアーなどがあるらしい。

以前から“廃墟”や“スナック街”を覗くのが好きな僕はある日そんなニュース観て心が躍った。

「仲間がいた!」そう感じたからだ。

以前、2度ほど地元のスナックに友人と付き合いで飲みに行った以来行ったことがない。

そもそも酒も全く飲めない上にスナック文化を語れる程、僕は何も知らないのである。

ただ一つだけ語れるとしたら

“雰囲気”が良い!“や
“ここの部分が魅力的”(店の外見)ぐらいである。

そこで、このパートでは普段どのように探し、探索しているか?シェアをしたいと思う。
ついでに言っておくと、僕のスナック街のテーマは…『呑まずに酔える。』である。


〜マップアプリを使え!〜


僕も大好きな某有名旅行ガイド本『地⚪︎の歩〇方』は僕も少しではあるが読んでいつも楽しんでいる。本当に本当に大好きだ!

でも、そんな旅行ガイド本や雑誌にも当然、載らないのがスナック街と繁華街の路地裏である。

繁華街は掲載していても流石に路地裏は観光地として如何わしい過ぎるのである。(地球の歩き方で韓国や台湾ではあったりするが…)

乗っていない場所をどう探すのか?
当然、ネットで探す。
じゃあ、単語を並べて検索するのか?
それも良い!だが、それでは足りない!

じゃあ〜どうするの!?
そう、あなたのスマホの『マップアプリ』を活用するのである。

特にiPhoneの方ならわかると思うが備え付けのアプリはわかりやすく色別に分かれている。

商店系の建物は必ず『オレンジ色』であるし、更に近づけるとご丁寧に名前まで出てくる。

目的地に行くのはもちろん、
“ガイド本にも乗らない場所探し”には優秀且つマストなアプリである。

こんなヤツ


〜『ディスカバーJapan』〜
行かずともロケハン


そんなマップアプリにも更にGoogleアプリを追加する事で街並みをスマホでも観る事ができる。もちろんPCでも構わない。

目ぼしい飲み屋街や繁華街などアプリで見つけたら調べてみてほしい。

そこには煤けた香ばしく味わい深いお店が立ち並んでいる。その時代を感じる看板のフォント、寂れた建物に絡みつく電線などあなたにとっての日本を再発見!【ディスカバーJapan】を見つけよう!!

地元のちょっとした繁華街のマップ
飲食店や居酒屋などはこんな感じでオレンジ色


①『JRなどの駅付近』


これは鉄板!鉄則と言っても良いほど高確率で見つかる事が多いのが

“JRや地下鉄などの駅付近”である。

人の流れるところに物は流れないはずはない。

言わずもがな、飲み屋街なので車ではくる事はあまりないだろう。そこでお酒を嗜んでも移動できるJR、地下鉄周辺に集中ある事が多い。

北海道はもちろん、特に都心から離れた町の
商店街や繁華街がひしめいていない様な所にはとてもおすすめの方法だ。

小樽駅付近のマップ画像
港、川、駅周辺には絶対に飲み屋が!
北海道JR乗車人数札幌駅に次いで第二位の手稲駅付近。やはり駅周辺には飲み屋が!


②『海側や川沿いを狙え!』


日本の歴史上、汽車や電車が発展する前は陸では馬での移動手段が主流であると予想されるが、海や川沿いに面している地域は移動はもちろん、荷物の運搬は海や川は船などが主流であった。

そういった意味で海側、川沿いは歴史的にも古い建物や商店が発展するのは想像に難しくない。

僕の地元北海道も川や海に面しておりその周りが発展していたらしく再開発、耐久性の問題で影を潜めつつあるが

今回で語る京急蒲田もホテルの裏側が川沿いであり飲み屋、スナックが点在していた。
そのノウハウではないが、そこで魅力的な日本を自分なりに再発見できたのだと感じている。

自らの手で地元の魅力をどんどん再発見していこう!

ちなみに海に近い街、小樽駅付近のマップ
映ってはいないが写真右側は小樽運河である。


先程の同じ画像。
改めて見てほしい。海側狙い目です。
札幌市より上の町。やはり川沿い付近に街ができている。
因みに上を行くと札幌、函館に続く都市旭川市がある。


〜撮影、僕はスマホを信じてる〜


場所が見つかれば早速行動だ。
お金はほぼかからない。

《普通の人》
「風景を撮るなんてプロじゃないとできないでしょう?」

「ある程度ちゃんとしたカメラないとダメなんでしょ?」

「え〜私〜上手くないしぃ〜」…云々


おい!何を言っているだ!!

みんなほぼスマホがあるじゃないか?
iPhoneの方が良い?Androidが良い?関係ない!
もう、何だったらガラケーでもなんでも良い!

自分の手元にある物で工夫をする!
スマホがあるならそれで撮れ!

時間がない?忙しい?関係ないっ!

通勤や登校の行き道、帰り道、買い物途中にある魅力を探せ!そして、その瞳と心を磨くんだ!信じるんだ!俺たちはできる!

なんか書いてるうちに熱くなってしまった…。

まるで、自己啓発のセミナーの様…
さぁ!とにかく!!パンっ!(手を叩く音)

撮影の際は特定の建物を写さなければ
雑多な風景は許可は必要ないと聞くが、もし心配であれば自分で調べてみると良い。

ちなみに、場所が特定できそうな建物などは許可が必要だ。関係ないが公園などの撮影はその管轄している市や町に許可を取り場所、日時、時間を指定して役所へ報告する必要がある。

僕たちは恵まれた時代にいる。
だが、貧しくなるであろうこれからの日本。

この世を楽しめ!楽しむために生まれたのだ!
そんな過渡期なカオスな状況だからこそ見えてくるものがある。
この一瞬にしかない魅力がそこにあるはずだ。


決して光がさすのを待つな!
自ら探しだせ!それすらないなら自ら輝け!


そんな闇の中のささやかな光を自らの心で見つけだし、2度と戻らない時間、被写体を下手くそでも良い!掴み取ろう!僕もそうする!

蒲田にて。
勇気の一歩と何事も楽しむ心が人生を豊かにする。

〜飲まずに酔え?その場を楽しめ!
どうせ下手くそだ!〜


下調べして、ここまできたならビビる必要はない。あとは楽しむだけだ。

JRや地下鉄、バスで行けるならそれを利用しよう!一日乗車券など上手く使えば安く散策する事ができる。

場所によっては車で行かなくてはならない所があるはずだ。駐車場の確認や料金はどのくらいかかるか?現金のみなのか?クレジットカードは使えるか?など下調べは意外に大事!

これはグレゾーン?だが…
仕方なく地元スーパーなどに停車する場合は必ず何か飲み物や朝なら朝食、昼食等々何か買ってから散策する様に!(内緒だよ)
と言いつつ、できれば極力スーパーでの駐車はやらない様に工夫しよう。

ネットで自ら調べた情報を信じてあとはその場の雰囲気を体感しよう!

景色はどのように感じたか?
実際に観て、どう感じた?
その時の天気は?気温は?匂いは?
どんな人がいた?
そこには何があった?何を観た?


その時の感じだままにバッシャバシャ撮影しよう!楽しみすぎて他人に迷惑のかからないように。お店の人に迷惑にならないように。

僕はお酒が飲めないが、お酒が好きなら入ってみよう。交流しよう!
それができないならSNSで仲間を探そう!

その一個一個の経験が思い出とあなたを強くする…?きっとね!!

そして、撮影で写ってしまったお店の方々素晴らしい景色をありがとうございます!
あなた方が、1日、1日を切り盛りし、営業をし続けて下さっているお陰で、この世の中を楽しめています!本当に感謝です!僕はお酒のめないけど…。すみません…。

そんな訳で…スナック街、繁華街の歩き方の8割は終わった様なものです!笑

この先は僕のスナック街、繁華街を中心とした思い出紀行文となります!

お付き合い頂きありがとうございました。(合掌)

山梨の前日談エピソード0
〜蒲田、京急蒲田思い出紀行〜

京急蒲田付近の繁華街。
中華料理屋の看板の煤け具合がたまらないぞ!


東京は面白くない…それはウソだ!

まず初めに伝えたい事がある。
『東京はマジで面白い』ということだ。


旅行好きな僕の同級生は仕事の関係で全国を飛び回る事があり色々と観光名所もよく知っている。
いつだったか、その友人から聞いた時の話し。

友人「東京なんてぇ、おもしろくないぃよぉ〜!」

僕「へえ〜そうなの?なんかあるでしょう?」

友人「いやぁ〜建物ばっかりだしぃ〜東京タワーとかスカイツリーとか、そんなんしかぁないよぉ!あそこはぁ〜」

という具合に東京をバッサリ切った友人。

そして、今回は山梨県へ向かうため、金曜日の夜のフライトだった都合上、羽田空港付近で宿泊することに。
某有名ビジネスホテルが東京の大田区京急蒲田であった。

友人から聞いた話しを鵜呑みにしていた訳ではないが、味わい深いスナック街や繁華街がきっとあるはずと上記に書いた方法で僕は京急蒲田周辺を調べ上げ夜と早朝を狙った。

そして、やはり僕の狙いは的中したのだ。

名残惜しい香ばしいフィリピンパブの看板と隠れた名所?『やなぎ通り』

マンションやホテルの間を抜けると…


初めは蒲田の方で狙いを定め早朝に行く予定だったが、その夜中々寝付けず(興奮しててw)外を買い物がてら散策することに。
京急蒲田ホテル周辺すぐ狭い横道をチラッと観るとそこには街灯以外のボヤけた光。

偶然にも思いもよらない宝の山を発見した。

その周辺には細かく名前が付けられており
たまたま発見した通りの名は

『やなぎ通り』であり小さいが『やなぎ商店街』と書いてあった。
そこは川が流れもちろん『やなぎ』とつく名の川であった。

橋を渡ると小さく一画ではあったが飲み屋がひしめいておりスナック街であった。
雰囲気も抜群で中々上手く撮影はできなかったがその場を楽しむ事がてきた。

何よりたまんないポイントとして挙げられるのはフィリピン人のパブ、スナック街なのだ。

散策中何処からか男性の楽しげな歌声。
撮影中何気なしに見ていたら英語筆記体表記のスナックの扉が開いた。

手を叩きながら
『イェーい!それそれそれそれ〜⤴︎フゥー!』
明るい合いの手を入れているのはなんとフィリピン人女性であった。(因みに何故、わかったかと言うと男性が店を出て行った後、女性たちが現地の言葉を話していた【妻と確認済み】)

僕と目が合い気まずい感じはしなかったが、その女性は何かを感じたのだろうか?

『フォー!!』と再び叫びながら手を叩き横歩きで、また店の中へ戻っていってしまった。

そんな賑やかなパブの反対側はスナックがあり奥にはネパールカレー屋などあり独特な三角形の様な建物もあったりと中々味わい深い。

楽しんでいた頃、その通りの奥にメガネの男性が看板を見上げていた。

色味が“カレー屋風”のお店なので
「こんな時間に来るほど需要があるのか?」
と思うや否やその男性はその場を立ち去った後確認すると

カレー屋風のお店ではなくフィリピンパブだったのだ。

そのパブは僕がいた時には営業しておらず男性が入っていかなかった理由であった様だ。

許可を取り撮影を試みたかったが暗い上に誰もいなかったので断念。

ピチピチのワンピース姿の3人の女性が映り、フィリピンパブと明記された垢抜けない感じの看板が何とも言えない素敵な異国情緒を記録出来なかったのが後悔だ。

とにかく蓋をかけてみないとわからないポテンシャルがやなぎ通りにはあった。(初めて来た人にとって)

そして、次に行く時までどうか味わい深いフィリピンパブ看板があって欲しいと願うばかりである。

※のちにわかったが、例のフィリピンパブはネットで“京急蒲田フィリピンパブ”で検索すると看板を拝める事が出来る!時代に感謝!

「やなぎはし」
この写真から見て左に何度も言えない
良い雰囲気のちょっとしたスナック街が
狭い雰囲気が北海道育ちにはたまらない!?
フィリピンパブが意外に多かった。
昔は川沿い付近は何処でも発展しやすい傾向にあるようだ。
実は例のフィリピンパブは『New愛』のすぐ隣、写真で言うと左奥なのである。


夜のキネマ通りの雰囲気

夜なので商店街の雰囲気は感じられなかったが
電柱のライトの灯りが雰囲気を演出してくる。


ここもたまたま見つけた場所であった。
いわゆる繁華街、スナック街ではない。


だが、とても雰囲気のある。煤けた雰囲気で古い建物が多くある通りであった。

僕がその場で感じだ雰囲気は
狭めで商店街でありながら住宅街でもある感じが不思議であった。

「キネマ通り」と名乗っている割に映画的な雰囲気は皆無に近い。

無理やりあげるとすればキネマ通りと書かれた通りの看板のデザインがフィルム風になっており、電柱にも上と下に「キネマ通り」と書かれた電灯があるくらいである。
名前の由来や歴史は詳しくは知らない。

でも、そんな事は気にしない。

それよりも魅力的な味わい深くめちゃくちゃエモい雰囲気の建物がひしめいていたからだ。
それだけで充分なのだ。

スナックはもちろん居酒屋がある。
しかも個人経営だ。

かと思うと狭い路地のある住宅を挟み潰れたラーメン屋に朽ち果てた昭和の看板が張り付いている。

かなり長い通りで夜遅いのもあり全ては見れなかったが、目立つ様な所はないが古き良き日本の下町情緒溢れる良い通りであった。

少し錆びついた味のある門がお出迎え
いわゆる下町の雰囲気に想いを馳せる
北海道にはほぼない街並み。
興奮していたのは僕だけ…?
赤く点滅していた信号と狭い通り。
これもたまらない…♡
良い感じに煤けた建物に月明かりが照らす。
どれだけの時間、時代を見てきたのかな?
朝にもう一度通ってみたかった。
こんな所にもスナックが!
なんだか静かで程よい雰囲気


早朝の京急蒲田駅、蒲田駅周辺

東南アジアを連想させる看板や電柱、煤けた壁に狭い通りが本当に芸術的。


朝の『柳通りと京急蒲田駅周辺


改めて通った柳通り。
夜と違い爽やかに思えた。


前回の柳通りとシネマ通りの撮影も終えホテルに帰ってたのが夜中の2時ごろ。

歩き疲れて朝は無理だろうと思いつつ念のため早朝の6時頃に携帯のアラームをセット。

好きなことへの執着というものは朝が苦手な人間をも変えてしまうのだ。

アラーム前に目が覚め頭もスッキリ!
噂で聞いたヨット操縦士が交代制で数時間単位で寝て、起きて操縦する。そんな事を思い出しなから支度し早朝の蒲田へ向かった。

が、その前に!
夜に見に行った柳通りを少し散策♡

夜の顔とは違い怪しいネオンは無い物の煤けた建物の表情、輪郭がはっきり観ることができて「柳通り」の本領を発揮した!とまで思うほど情緒あるれる場所だと再確認できた。

そして、目ぼしい所はメモっていたのでマップアプリを見ながら急ぐ。早朝の土曜日人通りが多く、どこへ向かうのか?現地に住んでいるであろう外国人が歩いていた。

自分の宿泊したホテルの周辺と繋がっている商店街があったのだが早朝という事もあり静かな時間が流れていた様に感じた。

北海道とは違いひとつひとつの建物がひしめいていた。昭和の頃だろうか古い建物が地元北海道と比べ多い印象に感じた。

何よりそこで良かったのは商店街の中ではなく、その外側にある喫茶店、中華屋に小料理屋、飲み屋たち。それに絡む様な電線にイタズラ書きの数々。興奮が止まらなかった。

夜の時に気づかなかったが、実はそこも『柳通り』でありまたここで驚かせてくれた柳通りが大好きになってしまった。

そして、時間もあるのでもう一駅向かうことに。京急蒲田もそうであったが僕が求めていた繁華街は蒲田にもあった。

※因みにこの時、蒲田がディープ過ぎて柳通りのフィリピンパブの看板を撮影にまた失敗…。

この十字路の先の左にその味わい深いフィリピンパブの看板がありました。本当に悔しい…。
(しつこい)


ここは異国ですか!?蒲田〜多国籍のニオイと風俗街と商店街

左上にはベトナム料理にその下は韓国式垢すりとほんの一部だけなのに…
もうそこは異国のアジアです。
よく看板を見てみるとサウジアラビア系なのだろうか?集会場なのだろうか?アジア〜中東まで!多国籍!


僕は北海道の田舎に生まれ、それほど海外との接点も少なく育った。

あるとすれば昔、たまに見かける在日ロシア人か
地元の交換留学生(カナダ人)もしくは、何故か話しかけてくる謎な外国人(国籍不明)くらいである。

今でこそ、技能実習生で来日しているベトナム人やベトナム専門店、北海道のニセコや富良野などの観光地の人気で海外の方々を目にするのは珍しくはないが

“海外の文化が根付いている”と言われれば
関東や東北、沖縄などに比べて北海道はまだ根付いているとは言い難い。

京急蒲田を抜けて目星をつけていた蒲田駅周辺を探索することにした。

蒲田駅に到着するや否やどこかで見たことある
「モヤイ像」がお出迎えしてくれ“ここにあったのか!”関心しつつ目的の繁華街へ急いだ。

広いメイン通りを歩くと東京特有の狭い道をクネクネ曲がりながら歩いていくと

スナック街がずらり!新宿ゴールデン街ほどの密集ではないものの、昭和感の残る雰囲気にゾクゾクさせられた。

そんなゾクゾクも束の間、台湾料理屋が目につき、その周辺をすかさず散策することに。
土地勘がなく場所の名前はわからなかったが、思いもよらなかった異国雰囲気漂う場所に着いた。

この周辺はけっこう入り組んでおり狭い道の中にタイ料理、韓国料理はもちろんベトナム料理にインド、ネパールに中央アジアの料理まで!
それに負けじとフィリピンハブもひしめいている。

狭い小道に煤けた様な建物に看板、シールや落書き、まるで東南アジアのバイクが脇道に停めているかの様に自転車がたくさん溢れていた。

そして、これから仕事なのだろうか?
ネパール人と思われる方やベトナム人、なんだったら中央アジア系の方などさっきまで散策した蒲田駅の街の方までゾロゾロと向かっている様子も見受けられた。遠いどこかの異国なのかと勘違いさせられる様であった。

そんな良い雰囲気に後ろ髪を引かれつつ宿泊しているホテルへ向かうと、東南アジア系の1人の外国人女性の客引きの声が

外国人女性「チョットっ!オニィサンっ!」
「マッサージ!マッサージアルよ!」
「チョット!マッテ!」…

早く言ってしまえば、いわゆる
“大人”のマッサージである。

この時、早朝の8時。
普通のマッサージにしても変な時間帯である。

《この時気づがなかったが歩いていたのは風俗街だった様だ。》

変な意味ではなく無性に気になるし取材の為に色々聞きたいこともあったが…
※心の声(ここで知らない人に話しを聞くのも醍醐味なのに…)

でも…今は仕事でも何でもなく…家族旅行。

予約した新幹線の時間が迫っていたので僕は
僕は申し訳ない様な雰囲気で笑顔で手をかざしその外国人女性の前を通りすぎだ。

「チョットだけぇ!オニィサーン!!」と女性の声を浴びながら僕は宿泊していた京急蒲田へ急ぐのであった。

とある書籍に書いてあった事だが、東北の茨城、栃木、群馬はかなりの多国籍タウンになっているらしい。そして、東京の新大久保もコリアンタウンであったが現在はかなりの多国籍化が進んでいるという。

個人的な感想ではあるが、ここも〈遠くない将来の日本の縮図〉が、ここ蒲田周辺にもたくさん詰まっていたような気がしてならない。

良く煤けた中華料理屋の隣には真新しい台湾料理屋が!
あらあらこんなところにも中華料理屋が!
まるで東南アジア風で大好きな雰囲気‼︎
そして、謎の結婚相談所のラミネートに女性限定時給2000円の採用広告が…何より飲み物が破格の安さ…。蒲田クオリティ。


偶然見かけた自販機。
テレホンカード、牛丼、電車、飛行機券まで…
もう次元を超えた品揃えと安さ!


それ以外の【蒲田】の写真は…
『東京山梨思い出紀行』素人写真集2023〜24

・【小話】張り紙とウワサの女性

素敵な京急蒲田、蒲田駅周辺をウロウロしていた時、とあるビルの時計屋の前に何かやら大きな画用紙が貼ってあり何気に読んでみると手書きでこう書いてある。

「当店の前で座り込んでいる客引きの女性達(中国人?)は、当、⚪︎⚪︎時計店、及び、当⚪︎⚪︎ビルとは全く無関係であります。当店の前に座り込んで自販機の妨害をしたりした時は警察に通報します。」令和三年六月 ⚪︎⚪︎ビル管理者

なんだから穏やかじゃない張り紙である。
興味津々に関心しながら読みつつ写真をパシャリ!

その時、左を振り向くと、肩まで伸びたボサボサの髪に煤けたピンクの上着を着ている1人の女性が立っている。

「ん…?」 「あっ…!」 0.1数秒!

普段ボッーっとしている僕でも危機管理能力がピンピンのビンビンに稼働した!

ここで張り紙に書かれたウワサの女性…そう、ご本人の登場である。

念のため行っておくがこれは“モノマネ紅白⚪︎合戦”ではない。
気まずくなった僕は何事もなかった様にスゥーッと違う方向へ歩き、僕をずっと見てくるその女性に何故か僕は会釈。

某、歌合戦ではないので歌うことも関わることはない。僕はやっぱり日本人なのだなと痛感。

何も反応もせずに僕を見つめるウワサの女性。

その下にはいつも座っているのだろうか?
ちぎった様なダンボールが敷かれていた。

そして、帰る頃に土地勘がないため、またそのビルの前にまた来てしまったが例のウワサの女性らしき方は見る事はもうなかった。

彼女はどういった理由で路上で商売をしているのか?そもそも、在留資格等はあるのか?

僕は知る余地はない。
これもまた日本のリアルなのだなと痛感した。

これが例の手書きの貼り紙。
随分と穏やかではない様子…。
この後にご本人とご対面であった。


山梨県スナック街、繁華街紀行

ここはマップで調べても名前では出てこない。
マップ上のオレンジ色を頼りに調べた。


ウェルカム!ジャパン!
「甲府市」偶然当たった祭りの日


蒲田の余韻を残しつつ家族で新幹線で山梨県へ向かう途中、搭乗員の女性が前から何かを配っている様子。

この時も相変わらず海外旅行者が多い為か日本語から英語を使いこなす女性の声が近づいてくる。

ついに僕たち夫婦の番がきたのである。

僕はバリバリ日本人の面のつもりで、その女性の渡す物を待ち受けていた。

すると、ベトナム人の妻を見たからなのか?理由は定かではないがその女性が僕らに一言…

「ウェルカム!ジャパン!」
(めっちゃニコニコ)


百歩譲っても妻が外国人だし…。
うん…まぁ〜…っいいでしょうっ!!


その後も僕の目を見て、搭乗員の女性は英語で一生懸命に話し続けてくれる。

英語がわからなくもないが…
そのまま無言でわかった様に頷く僕。

軽く英語で返事をする。ベトナム人の妻。

つまり、英語でこの日から山梨県甲府で『信玄公祭り』なるものが10月に開催していると言っているらしい。そのパンフレットと電車好き発狂の限定自由帳である。(多分)

笑顔な搭乗員の女性
「〜…センキューソウマッチ!」
「ハブアナイスディ!」

僕も何故その時、気を使ってしまったのだろうか

俺「サンキュ!」「アリゴトウゴザイマス!」…
軽くカタコトの日本語で応戦。

満足そうな笑顔で去っていく搭乗員の女性。

実は言うと外国人に間違えられるのは初めてではない。見た目は日本人。自分1人でいても何故か英語や外国人に話しかけられる率がかなり高い。

富良野に小旅行へ行った際も日本人には英語、韓国人は韓国語、香港人は英語と僕に対して一向に日本語で話しかけてはくれはしない。

ベトナム人の妻といるなら尚更、観光地では1人でも2人でも僕は英語で話しかけられる星の下で生まれた様だ…笑

そんな旅の瞬間を噛み締める様に楽しみつつ、数年ぶりに再開した山梨に住む叔母の家へ。

その夜、時間もあるので甲府へ向かう事に。
叔母が車で最寄り駅まで送ってくれた。

素敵なスナック街や繁華街があるのかと期待していたが着くや否や、

かなりの人だかり…札幌くらいの人混みだろうと舐めていた。この時忘れていたのだが先程も話した『信玄公祭り』2日目のメインの模様ものがあった。

山梨県の各団体が甲冑を着て甲府の街を練り歩くのだ。しかも、メイン中のメインである主役の信玄公役はなんとモデル、俳優である「富永愛」さんだったのだ。

時代を感じつつ有名人目当ての地元の方々や国内旅行者、何より祭りの甲冑姿を一目見ようと海外旅行者も合わさり人々でごった返している。

大きなイベントとはいえ地元の方々はかなりの盛り上がり熱狂をしていた様に見えた。

そんな様子を現場近くに居るのにテレビ中継でビールを片手に見ていたおじさん達は北海道ではまず見ない独特な雰囲気であった。

甲府市の半分程が祭りの会場となっており、町外れに出るのも容易ではなかったが、コロナ禍以降こんな賑わいが見れるのも久しぶりでそんな雰囲気を眺めながら心踊らせ街を歩く。

イベントだけではなく、出店や屋台などもあり、お祭りムード一色!当日はハロウィンだったがそんな素振りはこの街に微塵もなかった。

そんな楽しげで活気のある街をぶらつきながら僕の本当の目的地『オリンピック通り』へ向かうのであった。

甲府市ここが目的!
『オリンピック通り』

お祭りで賑やか過ぎる街中を少し張られた場所に今回の目的のスナック街『オリンピック通り』がある。

ここへ来る際に目星をつけており、ほぼ紹介されていない様なところであった。

マップで調べても出てくるところではない。

後から調べたら動画サイトや一部のブログ?記事?に情報は載っていたが

札幌すすきの、新宿ゴールデン街に比べれば好きな方以外はきっと耳にしないスナック街である。

マップアプリでオリンピック通りと思われるお店付近を頼りに探しながら歩るく。どんどん人気が無くなっていく。

歩く人々も祭りに参加している人とは何か少し違う雰囲気であったが、それはどこの繁華街でも同じだ。

この時、妻と2人で目的地を目指していたのだが、一部の通りに背広を着た男性が建物の前に1人づつ立っている。

その男性たちは不思議そうな顔をしてこちらをジロジロ見ているのを感じた。

そこはオリンピック通りでは無かったが雰囲気が良く調子に乗って写真をパシャパシャ撮影している途中に気づいてしまったのだが、ここはいわゆる風俗街の通りであり女性と2人で歩く様な所ではなかったらしい。

よくよく見ると“⚪︎ープ”“へ◯ス”等々…
ジロジロ見られるのも当然である。

途中で気づきつつ僕は旅行者面して知らないそぶりをしつつやり過ごした。
そんなこんなでようやくお目当てのオリンピック通りをようやく発見!

ここからまるで異世界へ転生したかの様な素敵なスナック街が広がっていた。

大きい看板オリンピック通りがお出迎え。
大人の“ネズミ〜ランド”
犯罪ではあるが落書きやシールさえも溶け込めてしまうのがスナック街の魅力。
入ってすぐに案内図が均等に並べられたカンが路地の
雰囲気を盛り上げてくれます。
オリンピック通りが一塊ではなく、個人個人がひしめき合うからこそ美しい。
オリンピック通り周辺の韓国居酒屋。
国際的なところも外しません。
自転車の買い物籠の生活感と思い思いの電灯は混沌と言う言葉では表せない美しさが!
森林の様な木々も自然のアートなら偶然絡まった電線もアートであり、錆びついた扉もアートなのです。
看板はもちろん空調の機会も
芸術の一部に
壁が白い為かオレンジ色の暖かさがより映えます。
誰がこんな素晴らしい構造物を建てたのか?天才!
看板、建物と隠れる月明かりが合わさると…もう芸術です。
色使いと店名のセンスの良さが甲府の夜を輝き照らす。
小さい場所ながらも新宿ゴールデン街に負けない深みと歴史をヒシヒシと感じる。ありがとう‼︎

これ以外の写真は…
『東京 山梨 思い出 紀行』
素人写真集2023〜24

〜最後に〜

2泊3日の旅だったのだが、家族と来ている手前最後に甲府に行こうという話にはならなかった。

山梨滞在2日目は無難にも富士山を家族と一目拝みながら『the旅行』的な感じでその日を終えてしまった。ここもまた海外旅行者ばかりであった。
個人的には観光地巡りは物足りないがそれもたまには悪くないだろう。

今回は時間があるならもっとゆっくり、じっくり過ごしてその土地にしかない魅力を自分なりの視点でもっともっと味わいたかった。

今、読み返してこの記事を読んで“誰得”かは不明ではある。だが、確実に言えることは僕は甲府や蒲田付近を訪れる事ができてとても満足しているし、出来るならまた蒲田のみで数日過ごしてみたい。

こんなに見たこともない場所を新鮮な気持ちで観ることができるのは過去の自分が引きこもっていた時期が良い方向に進んでいると今は感じている。

外の世界、内側の世界でも無駄と思えることさえ好奇心と少しの勇気があれば“新しい価値”になるのだなと改めて感じることができた。

燻っていた過去の自分に感謝である。

そして、できる事ならスナック街、繁華街シリーズ化では無いが続けていきたいと思っている。
(勝手にやれっ!って話だよね!)
今回のタイトル【〜の歩き方①】という具合にさせて頂いた。

そして、次回は?
東京思い出紀行〜異国を巡る旅になりました〜(仮タイトル)に続く!!!


“ここだけの!どうでもよい余計な”
おまけ写真3枚

富士山ではなくその周りの景色。
海外旅行者多め!敢えてメインを外すのが思い出紀行‼︎
バス内にて。
「テナント募集中」のポスターが一部外れて
『ナント集中』に…どうでも良いか?w
空港からバスで地元に着いた際に寄った
スーパー内の写真。
何故か室内で自転車で移動する人が…
北海道は色んな意味でおおらかなのである?

【宣伝】
『ベトナム南部思い出紀行』note版、Kindle版とMV

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