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ワサビを栽培するメリット

ワサビは、日本固有の香辛料。

なのに、チューブや粉のワサビは、ホースラディッシュにカイガラムシで緑色に着色してたりもする。
本わさびを100%使用しているというチューブでさえ、原料を見ると、本わさび、コーン油、食塩/ソルビット、加工デンプン、トレハロース、セルロース、酸味料、香料、増粘剤(キサンタン)等色々入っています。
しかもわさびは根茎ではなく、安価な茎部分が使用されているなんてね、調べる程に気持ちがどよ~んとしてきますので、この位にしておきます。

魚の美味しい長崎に住んでいるなら、ワサビも美味しいのを添えたい。
しかも、美味しさは勿論、抗菌作用や消化促進作用があるので、健康にも良いですしね。

本物のワサビって、多くの人が日常で見る機会がないと思います。
更に根だけではなく、栽培している全体の姿、ましてや自生のわさびを見るなんて、皆無に等しい昨今。薬草の仕事をしている私でさえ、日常でほぼ見かけない。

栽培すると、根は勿論、葉っぱや茎も美味しく利用できます。
50年前は、仕事場の周辺でもワサビを栽培していたそうです。
綺麗な山水が絶えず流れ、冷涼な場所だからこそできるワサビ栽培。
「私が復活させないで、誰がやる!?」そんな思いで、ワサビを栽培する事にしました。

東北から取り寄せたワサビ苗を木箱に植え、塩ビパイプに穴を空けて、川辺に設置。

頼り無さすぎの苗


最初は、こんな感じでしたが、1週間もすると新しい葉っぱがいっぱい出てきました。

凄い生命力

もう1か所は、水路脇の水たまりに砂を入れ植えました。入口にシジミを30個程投入。

水で流されないか心配


シジミの水質浄化力が強いとは聞いていましたが、1日で透明度が驚くほど違います。

前日雨が降ってもこの透明度

人も植物も、育つ環境って大事ですよね。
どこでもそれなりに育つかもしれませんが、それぞれの植物の質を知ってより合う環境に身を置くと、すくすく育っていくので「人もそうだよなぁ」と思うのであります。

ワサビと書いてあるのに、ワサビではない。
それは、今まで沢山消費する時代だったから、かさ増ししたり、似た安価なものを付加しなければならなかった。
でも、これからは大元に戻ろう。ワサビはワサビであることが当たり前の世の中にね。

ちなみにワサビは強い抗菌性の他に、魚介類の中毒、防腐、殺菌、食べ過ぎによる消化不良、胃のつかえ等に効果があります。

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