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富士山だらけの西伊豆強行デイトリップ(2023.1.8)

この数年恒例となっている新年のドライブ日帰り旅。正月なのでやっぱり富士山を見たいと思い、今まで行ったことがなかった西伊豆に方面を決めました。
ただ、せっかくなのでよいアプローチ方法がないかと考え、清水港から土肥港へのフェリーに乗ろうと決めました。コロナのためか半額キャンペーンがあることが分かったからです。朝一番が7:45発なので、7時ごろには清水に着くよう、早朝4時過ぎに家を出ました。

新東名を気持ちよく走っていくと、思いがけず早めに清水に着きました。そこで少しだけ三保の松原へ寄り道。

夜明けの美保の松原
誰もいないかと思いきや、たくさんの釣り人たちが糸を垂れていた
伊豆の山々が明るくなってきた
富士山の頭に朝日が当たって赤富士になった

フェリーの時間があるので、ほんの10分ほどの滞在だったけれど、赤富士まで見られて大満足。日の出までは間に合いませんでした。
急ぎフェリー乗り場へ。

3連休の中日でもそれほど混んでいない
駿河湾を行くのは「富士」
車ごと乗り込む
船上の鐘を鳴らして清水港に別れを告げ伊豆へ

駿河湾フェリーの航路は県道223号(フジサン)になっているそう。ずっと富士山が美しく眺められて飽きることがありません。

清水港からの富士山は右の宝永火山が目立つ
甲板のアート。この上がつるつる滑るのが困りもの
フェリーの上に立つ県道標識
伊豆半島がどんどん近づいてくる
だんだんと日の当たる角度が変わる富士山
フェリーの中はゆったりとしている
西伊豆の山々に隠れ始める富士山
土肥港に到着

土肥港について、まずは土肥金山・・・ではなく龕付天正金鉱へ。土肥金山は明治以降の近代的な鉱山だが、こちらは安土桃山時代の手掘りの鉱山。50年ほど前に発見されたものとのこと。お客さんはかなり少ないようではあるが、地元に長く住むおじいさんガイドの流ちょうな説明を聞きながら回ることができて、なかなかに面白いところでした。

ガイドさんは足が覚束ないながらもその分しっかりガイドしてくれる
人の手で掘るので、手の届く範囲の狭さ
最奥に龕があり、金鉱脈を祀っていたとのこと
石英の鉱脈。この中に金銀が含まれる

この鉱山では、本物の鉱脈を手で掘る経験ができる。掘った石は持ち帰ってよいというのも面白い!
小さい見どころながら、1時間ほどかけてじっくり見られました。
続いて早めの昼食で、人気店という松崎のさくらへ。
開店前に並んで、開店予定時間を過ぎてようやく店が開くと、店員さんが濃厚接触になってしまったことで、名物のアジのたたき定食、アジのまご茶定食しか作れないとのことだそう。勿論それで問題ない。

たっぷりのアジのたたき
ご飯は羽釜で炊いたもの。おかずもたっぷり

さくらのお食事はずいぶん待たされたものの、かなりコスパの良い美味しいものでした。これは後日詳しく。
昼食に2時間ほどかかってしまいましたが、満腹の中そこから近くの重要文化財岩科学校へ。

開智学校と姉妹校という洋風建築の学校
裁縫室という和室には伊豆の長八の鶴のこて絵がえがかれている

松崎から少し戻り、天然記念物指定の天窓洞をみに堂ヶ島の遊覧船に乗ろうと思ったら、天候は良いが欠航とのこと。なので、最後の目的地、西伊豆の最北端にとび出る大瀬崎へ向かいました。

堂ヶ島
大瀬崎はダイビングスポットらしい。すごい数のボンベがあった

大瀬崎は伊豆半島から突き出した砂嘴のようなところで、そこには神社とビャクシンの樹林があり、天然記念物に指定されています。しかも灯台近くには、海に三方を囲まれた場所でありながら、淡水の神池があるのも気になっていた理由です。

ビャクシンの古木
大きなビャクシン
大瀬神社の鳥居
不思議な淡水池の神池
ちょうど日が沈むところだった
駿河湾越しの富士山も赤く染まり始める
大瀬崎は石ゴロゴロの浜
美しく染まる富士山
太陽が沈む
まもなく日没。一瞬グリーンフラッシュが見られた気がした・・・

運よく日没時に岬にいることができたので、ゆっくりと日が暮れるのを見守り、色が目まぐるしく変わる富士山も堪能。朝から晩まで富士山尽くしでした。

大瀬崎を高台から

大瀬崎と駿河湾、そして富士山と山麓の街。それらを望める高台でじっくりと風景を眺め、ワンデートリップは終わり。
一路帰宅となりました。
西伊豆にはまだまだ時間は不足でしたが、富士山と美しい風景、美味しいものを堪能できたので、新年初の旅はまずまずの滑り出しでした。

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