小澤征爾さんが亡くなって1か月、なんとなく体調がすぐれない感じなのは、季節のせいかもしれませんが、どうにもすっきりしない感じが続いています。
久しぶりの思い出写真は、水戸芸術館のものです。
水戸室内管弦楽団は、サイトウキネンオーケストラの精鋭たちを集めた、素晴らしいオーケストラであるとともに、わが町のオーケストラという一面も持っていると思います。
設立間もない1990年代には、いつもというわけではありませんが、コンサート後の友の会の会員たちとの交流会が開催されていました。
私はこのオーケストラがあることから水戸に住むという決断をして、数年間住んでいたことがありますが、その間にもこの交流会があり、参加することができました。
普段着の小澤征爾さん、演奏者たち、当時の吉田秀和館長ご夫妻、楽団関係者、そして水戸の皆さんが温かい雰囲気で語り合う場となっていて、とても良い思い出です。

小澤征爾さんだけでなく、いつも舞台の上で素晴らしい演奏をしていただくメンバーの皆さんも、色々な話を聞かせてくれて、「わが町の楽団」としての強さが増すとても良い機会でした。
今思えば、先月の小澤征爾さんだけでなく、吉田館長、潮田さん、江戸さんなど、すでに鬼籍に入られた方も多いことを考えると、30年近い時間の流れを感じます。