フランス人のクライアントの提案で都内のcrêperie でランチ会議となりました。

入店したら目の前にいたウエイターの方がフランス人で、gentlemanと待ち合わせですと英語で言い始めて、monsieur と、と言い直す。

今日は商談なんだから、シンプルに定番の卵・ハム・チーズかなと思っていたんだけれど、メニューが完全に本場のcrêperie でした。私の1番のお気に入りはスモークサーモンのガレット。メニューに見つけちゃったので、そちらにしました。ブルターニュのスーパーでよく売っているぱさぱさガレットとは全然違う！しっとりともちっとまとまっていて、ガレットのお味もしっかりしています。ブルターニュの観光客相手のcrêperie とも大違い。

今日はお天気も良くて、シードルが美味しい。気を抜くとブルターニュの海岸沿い、お気に入りのcrêperie にいるような錯覚に襲われます。ブルターニュに初めて降り立った日に現地の友人とその息子が歓迎してくれたcrêperie。アクアブルーの海とカラッとした海風、陶器のシードルカップ。初秋で少し肌寒かったのに、彼女はすっかりはしゃいで、干潮のビーチを海に向かって走って行ってしまって、シティーボーイの息子が苦笑いで付き添っていましたね。

メニューにはスイーツクレープもいろんな種類がびっしり。ブルターニュと言えば塩キャラメルかなとか、実はこっそりずっと探している塩バターがあったりしないかな、なんて心はすっかりブルターニュ模様ですが、ここは東京で今日は商談です。はしゃいでメニューと戯れているわけにはいきません。定番のバターとお砂糖のクレープにしました。

フランス談義をしていたら急に空が暗くなって来て、天気予報では晴天のはずがいつの間にか黒い雲が立ち込めています。今日はお天気までブルターニュみたい。

表参道の駅への道中、ふと時計を見たら2時間も経っていました。Le Bretagne の皆さん、merci bien ！今度はプライベートでゆっくりブルターニュ気分に浸りに来ます。

やっぱり今年もブルターニュに友人のお墓参りに行こう。