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顔小さいは悪口?ルッキズム。清のてんそくに似た奇妙な価値観


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顔が小さいというのは侮辱になりうる


こんにちは、蒼生です。

若い女性の間で、「顔小さい」という言葉が誉め言葉になっているようです。

はじめて聞いたときは、それ誉め言葉というより悪口じゃないか、と思ったのですが、彼女たちは明るい顔で「顔小さい」を連呼するので本当にそれを誉め言葉だと思っていて、悪気は微塵もないようです。


顔が小さいというのは彼女たちにとっては重要な美的要素らしく、

なんなら生まれつきの顔のサイズを変えるために骨を削るというおおがかりな手術をおこなったり、加工アプリで不自然なまでにサイズを変えたりするようです。そのため、より非現実的なサイズの頭にあこがれるようになるようです。

顔が小さいというのは、日本人の若者の間では誉め言葉らしいのですが

外国の人に無邪気にそれをいうと、やはり侮辱の言葉として受け取られて喧嘩になったり相手を不機嫌にさせたりするそうです。

それを聞いて、そうだよな~と思いました。

顔が小さい=頭が小さい=脳みそ足りない=バカ という表現に聞こえるからです。

でも、若い女性の会話を聞いているとその文脈も含めて「かわいい」になっているようです。


清のてんそくを彷彿とさせる価値観

中国の清王朝の時代、てんそくという風習がありました。

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