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とはいえ、やっぱり辛くてね。

桜が満開です

最近の関東は「入学式には桜散ってるね…」というのが恒例だったので、入学式に満開の桜なんて数年ぶりです。

この週末、ちょうど入学式がありました。
研究向いてないなぁとは思いつつも進学してしまったので、あと2年間は学生をやります。

同い年の人はみんな就職していて、2年後の今ごろ自分はこんな風に働けているのか…と不安になります。

とはいえ就職に関しては、なんとか上手くやっていくしかないですね。


君には届かない

さて、遡ること1週間。
桜が咲き始めたころ、親友のCくんと会いました。
Cくんは「好きな人」兼「唯一カミングアウトしている人」です。
その子と一緒にお昼を食べに行って、お互いに年度末の近況報告をしました。

ご飯を食べてしばらく近くの公園を散策しました。
休日ということもあり、公園は小さな子供たちを連れた家族であふれかえっています。

公園の自販機でアイスを買って食べながら2人で歩いていると、Cくんはふと
「こんな穏やかな天気の中、桜を見ながらアイス食べて散歩する休日って幸せだね。」
と言いました。

「うん、幸せ…。」

他愛もないことを話して、一緒に写真も撮って、手もつなげそうな距離感。
ほんとにもう…
(付き合っちゃえばいいのにー!)
とさえ思ってしまって。

でも、やっぱり彼には全くその気がないので、楽しそうに遊ぶ子供を見て、
「将来、こういう公園がある所で子育てしたいなぁ」
なんて言うんです…涙。

越えられない壁を感じてしまいました。
でも仕方ないですね。
僕が女性を恋愛対象としてみられないのと同じ。
だから、やっぱり告白なんてできそうもないな。

こんな言い方は重くて気持ち悪いかもしれませんが、Cくんが幸せならそれでいいです。
親友でいてもらえるだけありがたいので、それ以上を彼に求めることなんてできません。


とはいえ、やっぱり辛くてね

大学生の4年間のうちに、ゲイであること自体は自分で認められるようになりました。
今は、割と前向きに生きています。

とはいえ、やっぱり辛くてどうしよう…ってなるときがあります。

それは例えば、急に寂しくなるときだったりします。
何不自由なく生活できていて、多少の友達もいて、恵まれているとは思いますが、自分のセクシャリティを踏まえてお話しできる人がいるのはネット上のみです。

SNSで交流のある人はいるけれど、直接会って話したことがあるわけではないので、そこまで込み入った話はできません。

同性愛者どうしは出会い系アプリやSNSを介して出会う人が多いですが、僕はオンラインでのコミュニケーションが下手なので(対面でも下手だけど笑)、恋人なんてできません。

そういった状況で、ふとした瞬間に
「自分って、一人じゃないけど一人なんだな」
と感じて、急に寂しくなります。

今、自分が必要としているのは、セクシャリティを知ったうえで直接会って色々とお話しできる人なのかもしれません。
泣きたいときに泣いて、人肌恋しいときにぎゅぅーって抱きしめてくれるような都合の良い人がいたらいいんだけどなぁ笑。

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