記者：ブロードウェイで実際に観劇し、感銘を受けたという『MEAN GIRLS』ですが、作品のどんな部分に惹かれましたか？

生田：これまで私が参加してきた作品は、少し悲劇的だったり、歴史的な重みがある作品が多かったんです。ブロードウェイで目にした『MEAN GIRLS』はハッピーとキュートが詰まっていて、主人公のケイディがキラキラしていて。日本でこの作品が上演されるなら、ぜひ携わりたいと思いました。人間らしい毒っけのあるシーンもあるので、私らしいケイディをさらけ出して行きたいです。

記者：日本版『MEAN GIRLS』の台本を手にしてどんな印象を持ちましたか？

生田：ブロードウェイで観劇した時は英語だったので、内容をしっかり把握できていない部分もあったのですが、日本語にすると大胆な発言をしていたり、ぶっ飛び具合がより強調されている感じがして攻めてるなって（笑）。この台本をもとに、どれだけ私たちが思いっきり演じられるか、そしてお客さんを楽しませられるか、緊張でもあり、楽しみなところでもあります。

記者：アフリカからアメリカという違った世界に身を投じるケイディですが、生田さん自身が環境の変化を乗り越える時に意識していることなどありますか？

生田：10年間いた環境から独り立ちした変化のタイミングで、最初は猫を被っちゃうところがあって。
私、お弁当をいつも大体2個食べちゃうんですが、そんなに食べるとなんか欲深い人間だと思われそうで、お弁当を1個で我慢していたのですが、やっぱりだんだん息が詰まってくるというか…。 だから最初から、私はそんなにいい人間ではないです、真面目って思われているけど、そうじゃないところもいっぱいあるってことを言葉で前置きしておきます。すると相手もOK!OK!って理解してくれるから、全然気を遣わずにコミュニケーションが取れるし、お弁当もいくらでも食べられるし（笑）、すごくやりやすくなりました。

記者：主演という立場だからこそ意識していることはありますか？

生田：やっぱり『MEAN GIRLS』においては、ステージ上の自分達が一番楽しいって思えることが大切。だからキャストのみんなが疑問に思っていることや不安に感じたことを共有していけるように、私がまずは遠慮しないで自分の声を出していきたいし、そういう声を少しでも受け止めたいって思います。

ベン・フォールズ・ファイヴ（Ben Folds Five）は、ノースカロライナ州チャペルヒルで結成された、ピアノを主体としたスリーピースのロックバンドである。1994年に結成され、2000年11月に解散した。2008年に地元チャペルヒルにて、ベン・フォールズ・ファイヴ名義でライブを行った。

特徴
ロックには珍しい、ピアノを中心としたギターレスバンドであった。 解散までに4枚のアルバム、6枚のシングル、解散後に1枚のDVDをリリースしている。1996年2月の初来日公演の大成功や、テレビドラマ『ロングバケーション』の効果もあって、ファースト・アルバム『ベン・フォールズ・ファイヴ』が本国よりも先に日本でヒットした。そのため、日本盤のセカンド・アルバムには「ソング・フォー・ザ・ダンプド」（Song For The Dumped）の日本語バージョン「金返せ」が収録された。

── ほっとひと息つきたい。そんなときは何をする？
ハーブティーを飲む。自分のその時の気分や体調によってブレンドしてもらっています。
── 1番のストレス発散方法は？　趣味やルーティンなどを教えて。
酵素浴です！
── 好きな香りは？
ウッド系の香り。特に「パブリックオーガニック」の香りが気に入っています。

── やる気をアップさせる、自分へのご褒美フードは？
チョコ×ピスタチオ×ベリーの組み合わせのケーキやパフェがあったら最高です。
── 最近観たアートなどで印象に残っているものは？
藤城清治さんの影絵の森美術館が面白かったです！ 藤城さんの自然や音楽を絡めた影絵の世界観がとても好きですし、館内の光や鏡を使った演出が幻想的で見入ってしまいました。
昇仙峡 影絵の森美術館
https://www.kageenomori.jp/