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自分の引き出しを爆発的に増やす「受け売る技術」を身につけよう。

外出自粛真っ最中のGW、みなさんいかがお過ごしですか??

僕は引きこもり生活が1ヶ月続いた結果、体重が自己ベスト(ワースト?)更新まであと1キロのところまで迫りまして、さすがにやばいと思い今日からダイエットモードに突入して食事制限とともに筋トレ&ランニングを開始したところです…!

最近「どうやったらビジネスで使える会話の引き出しが増やせますか?」と聞かれることが増えてきたので、その回答をまとめてみました。

「インプットはアウトプットすることで定着する。」

この話をする時によく引き合いに出すのが、かれこれ9年前、ぼくが新入社員の時の話です。

入社一年目、ぼくが配属されたのはインターネット業界のクライアントを専門の部署。

配属課題として与えられたのが「インターネット業界について調べてまとめる」と言うことでした。

当時、ぶっちゃけインターネット業界について詳しくも何とも無かったぼくですが「デジタルネイティヴ世代ですからね!任せてください!」とドヤ顔で引き受けてから、さてどうするかなぁと、会社の真向かいにある八重洲ブックセンターに足を運び、1時間ほど関連図書を読みあさった上で、野村総合研究所の「ITナビゲーター」と「ITロードマップ」を購入しました。

「受け」で終わるのではなく「売る」までやろう。

両書を一通り読み込んだ上で、次にレポートの作成です。

ここで自己完結型のレポートにしても良かったのですが、当時まだ部署が出来たばかりで、インターネット業界に詳しくない人も多かったので、「インターネット業界を知らない人でもインターネット業界の全体像がつかめるレポート」を目指すことにしました。

構成はざっくり二部構成。

前半では「ITナビゲーター」「ITロードマップ」に書かれていた内容を「ネット業界の現況と展望」というタイトルでマクロな話を、後半では日々のニュースで頻繁に目にするトレンドワードを「ネット業界7つのキーワード」というタイトルでミクロな話をすることで、「これだけ読めばネット業界をざっくり理解できるよ」という資料づくりを目指しました。

「受け」=インプットで終わっていたら、絶対こうはなっていなかったはずです。

「売る」=アウトプットまでやることにこだわったからこそ、経験ゼロの新入社員でも、インターネット業界の知識に関しては先輩に頼ってもらえるようになるのです。

一度そういうポジションを築いてしまうと、いろいろ聞かれた時に応えられるようにしなければ!という良いプレッシャーになり、日頃のインプットにも一層身が入るようになりました。

ちなみに、このレポート資料は、敬愛する師匠・小室淑恵さんの「小室淑恵の即効プレゼン術」という書籍の中で事例として紹介されています。笑

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ビジネスの9割は「受け売り」で出来ている。

思えば、営業の現場においても、OJTの教育現場においても、「受け売り」が大切な役割を果たしていることに気づきます。

クライアントの採用課題をヒアリングし、それに対する打ち手、ソリューションを提案する。

この一連の流れにおいても「どんな課題だったらどんな打ち手が有効か?」について自分でゼロから編み出すことはベテランの営業マンですら稀で、多くは社内の先行事例や、先輩営業マンからの「受け売り」だったりします。

また、新入社員には教育担当がついてOJTと称してあれこれ教えるワケですが、その多くは教育担当が新入社員の頃に先輩に教わったことに自分なりの味付けをして「受け売り」をしていることがほとんどです。

「受け売り」というと、なんだかネガティヴな響きですが、「受けて」(インプット)「売る」(アウトプット)ことによって、自分の引き出しを劇的に増やせるので本当にオススメです。

情報の「売り場」を自ら増やそう。

「受け売り」の重要性が分かったら、後はひたすら実践あるのみなのですが、なかなかそんな機会ないよ、という方も少なくないでしょう。

「受け売り」の「売り場」を増やすための方法がいくつかあるので、ご紹介しましょう。

・「社内メルマガ」の配信を開始してみる。
・NewsPicksでコメントしてみる。
・ブログやnoteをはじめてみる。
・社内外で勉強会に企画してみる。

恐れずに「受け売り」をしよう。

以上「受け売り」のススメと、具体的な実践方法をご紹介しました。
情報を「受けるだけ」より、「受け売る」ことによって、情報を取り巻くコミュニケーションが4〜5倍になります。

すなわち、

1.情報を受け取る
2.自分で調べる
3.調べた内容を解釈する
4.他人に伝える
5.フィードバック(質問や感想)をもらう

のプロセスが「受け売り」のコミュニケーションなのです。
さあ、今日から「受け売り」を積極的にはじめてみませんか?

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