「青い鳥はどこへ行った?」

小鳥のさえずり
聞こえてきた朝
目が覚めた時から   一日中  同じ世界にいる
ふとした瞬間
まるで独り言  呟くかのように
些細なことでも  なんとなく口に出す

つい 遠くまで飛んでなんて行かないと 油断してた
カゴの中の日常
こんなにあっさり 逃げられてしまうだなんて

青い鳥はどこへ行った?
ずっとそばにいると思っていたのに…
何気ないことが何より
しあわせなことなんだと
もう元に戻れない  今になって やっと
気が付いた


自分に向けてか  誰かに向けてか
深くは考えず 適当に放つ
何でもない呟き

つい 尖ってるものだなんて忘れてた
どんなことも   ブーメランのように
そのうち自分に向かって 返ってくるもの

青い鳥よ  帰ってこい
そう祈るだけでは帰ってはこない
居眠りする暇あるなら
努力するべきだったのに
仕方がないことだと  自分自身にも
嘘ついた


気が付いたら周りは変わってしまっていた
当たり前なんて元からなかったんだ
カゴの中にとらわれていたのは
自分の方だった

青い鳥はどこへ行った?
ずっとそばにいると思っていたのに…
何気ないことが何より
しあわせなことなんだと
もう元に戻れない  今になって  やっと
気が付いた


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