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マルチ音源の流出について

最近、YouTubeでいろんな流出物のビデオが流れている。

流出物というと昔はエロビデオの専売特許だったが、最近のは音楽系だ。

例えばビートルズの未使用テイクとか。

先日、ディープパープルの「Burn(紫の炎)」のリッチーのギターテイクの音が出ててびっくりした。

こういうマルチトラックレコーダーの音とかは、一般人が手に入るものではない。関係者(エンジニア?)が意図的に流したのに違いない。

初め、これらを聞いた時、「すげー、こんなものがあるのか!」と思ったものだが、よく考えると、どうなのだろう?

職業倫理的にどうかと思うし、それ以上に、アーティストにとっては心外なのではないだろうか? まあ、人によって考え方はいろいろあるだろうが、未完成のものや、パーツを勝手に公表されてうれしい人はいないだろう。例えるなら、作家が納得が行かずにボツにした下書きや小説や絵を、あたかも作品のように発表されてしまうのだから。

こうした「お蔵入り音源」は、これからも出て来るだろうが、ファンとしては「お宝」扱いするのはやめた方がいいと思う。

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