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子育ては今までの自分と向き合うことなのかもしれない

この夏、2020年4月に開校予定の軽井沢風越学園という学校のワークショップに参加してきた。

幼児〜小2と小3以上で開催が分かれていたので、夫と次男、わたしと長男チームに分かれての参加。子供たちのワークショップというより、保護者へのワークショップだったのかなというくらい、子供に対して自分に対して向き合って考えて話し合う時間だったように思う。

子供たちは別室で子供のワークショップへ、保護者はまず少人数のグループに分かれて自己紹介。近隣の方から、海外から来ている方まで様々。大きく分けて3つのセクションについて、自己と向き合う時間を取ってからディスカッションしていった。

①これから25年後の社会を想像すると、子供にはどうあって欲しいと願っているか

「今から25年前を思い出してみてください」

25年で社会がどんなふうに変化してきたのか、25年後はどんな社会に変化していくのか。その変化の波の中で自分の軸や大切にしたいことは何か。

たくさん言葉が書かれている中から、自分が大事だと思う言葉を選んでいく。(こういうの会社でもやったなー)と思いながら、選んでみたのは

「自己表現ができる」「健康で体力がある」「素直」だった。

②その「願い」に込められているわたしの不安と期待は何か

長男は自己表現、自分の気持ちを表に出すのが苦手。こうなって欲しい、その願いや希望を考えるにつれ、いや…これはわたし自身が自己表現が苦手、意見が言えない、素直になれない、体力がない…じゃないの?と、自分の欠点と思っていることと重なってきたことに気付いた。

そして、自信を持って自分を表現して欲しいな、自分の気持ちに素直にいきて欲しいなという期待を子供に持っていることにも気付いた。

③我が子がこの学校で過ごすと想像するとどんなことが楽しみか、または不安か(その背景には学校へのどんな願いがあるか)

楽しみなことは好きなことを見つけて失敗を恐れず挑戦できる環境であること。

不安なことは学習指導要領の内容をしっかりと学習できるのか。


考えれば考えるほど、わたしが不安に思うことと期待を感じることって、今までの自分の挫折や成功体験から導き出される願いなんじゃないかと気づいた。成仏できていない自分の挫折感やネガティブな過去に向き合う時間は結構しんどく、子供の頃の自分に寄り添うような気持ちになった。

その中で、言うまでもなく子供はわたしとは別の人格で別の願いや希望や不安があるのだと言うことを再確認した。そして改めて子供の願いや希望や不安ってなんだろうと考えるきっかけになった。

こういう学校のスタンスに賛否はあると思う。でも、ワークショップに参加してみて自分と向き合う時間を過ごせたことは、家族のこれからを考えるきっかけになった。受験するかどうかは別として、2020年の開校後、どんな挑戦をしていくのかとても楽しみにしている。



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