きらきらきら。
音楽って、LIVEってすごい。
大好きなアーティストのLIVEに行くと、いつも感動してしまって、その感動が私の心をふにゃふにゃにふやかしてしまう。
そして、そのふやけた心は色んなことを吸収しやすくなって、そのあとしばらく、ほんの些細なことに心を動くようになってしまう。
なんでもないことにいちいち感動してしまう。
それは例えば、
今読んでいる本の言葉運びとか。
しとしと続く雨がふっと止んだ瞬間とか。
美味しいアイスを食べたこととか。
そういう小さなことで、涙が出そうになるくらいに嬉しくなったり切なくなったりする。
出来立てのオムライスみたいな、ふわふわとして揺れやすい気持ち。
今がまさにそう。
いつでもこれだけ感性豊かでいたいなあ。
そのために、好きなアーティストのLIVEにはどんどん行かなきゃなあ。
これだけ私の心をふやかしてくれる音楽はすごいなあ。
CDだけじゃこの気持ちは味わえなくて。
LIVEの力ってすごいなあ。
あほみたいなことを言いますけど、たくさんの人を魅了できる人ってすごい。
魅力的な人って、そこにいるだけできらきら眩しくて、なのに、その人の一挙一動でたくさんの人を魅了することができる力って、すごい。
昨日はその力を目一杯に体感して、とにかく圧倒されてしまった日。
RADWIMPS初のスタジアムLIVEに行ってきました。
LIVEの直前で雨があがって、それだけでなんだか奇跡を感じてしまったな。
本当にあっという間の2時間半で、語ればキリがないし、実際下書きで色々と書いたんだけど、やめた。
一番心が動いた瞬間のことを書くことにする。
LIVEの最後ね、アンコールのDADAが終わって、本当に最後の挨拶も終わったあとね、
最後に俺たちからのプレゼントがあるよ、みんなカウントしてねって洋次郎が言い出して。
感動と疲れでぼーっとしていた私は、そんなの初めてだなあ、プレゼントって一体なんだろう…?なんてぼんやり思いながら、カウントしたの。
5、4、3、2、1。
その瞬間。
会場のライトがぱっと消えて、少しだけ遅れて目の前に現れたのは、大きくてまんまるの打ち上げ花火。
花火の打ち上がる音は、LIVEの爆音に慣れてしまった耳にとても優しくて。
打ち上がっては一瞬で消えてしまう花火が、あまりに儚くてきれいで。
その優しさと儚さが、なんか、分からないけど、RADWIMPSというバンドの、そして野田洋次郎という人の全てを表現している気がした。
私は、この花火のことを、たぶん一生忘れられない。
いや違うな、このときに感じたことを忘れないように、忘れてもまた思い出せるように、こうやって私は文章を書いて残す。
彼らの存在は、彼らの音楽は、
いつまでも私の救いだ。
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