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好きな人の髪は、いつだっていい匂い

近所の銭湯に行ってのれんをくぐろうとしたら、大きな壁が現れた、と思ったらお相撲さんだった。彼はとても立派で綺麗な髷(まげ)を結っていた。彼らは毎日髪を洗うことはなく、週に1〜2回という頻度で髪を洗うらしい。洗うときは銭湯ではなく相撲部屋で洗うのかな?

世の中にはびんづけ油フェチという人がいるらしく、バニラのような甘い香りにうっとりする〜、なんていう話を見聞きしたことがある。

そういえばこの間、上野の美術館で「大吉原展」というのを観てきたのだが、描かれている(写真も何枚か展示されていた)女性はみんな見事な髪型だったなぁ。彼女たちは月に一度、27日だけ髪を洗い、あとは櫛でとかすだけだったらしい。

(リンク)江戸時代、吉原の遊女が髪を洗えるのは月1度。その日は営業も夕七つ時までお休みの特別な日


話を銭湯に戻そう。
私がたまに行くそこには水風呂があるんだけど、たまに、というかほぼ毎回、潜っている先輩がいる。まぁ "潜水禁止" とも書いてないし、その先輩方は長い間そうしてきたのだろうから、新参者の私がとやかく言うことでもないのだが、ぶひゃーと水風呂から上がったあとに、洗い場で頭を洗い始めるのである。

なんだかなぁ。どうせなら洗ってから潜ってくれないかなぁ…。水風呂に潜ることで毛穴がきゅっと締まって汚れが落ちにくくなりませんかね…?と思ってしまう。でもきっとそういう人ってシャンプーの洗い残しも多そうだよな。 ※気にしすぎる人、潔癖症な人はそもそも銭湯に向いてない。

一時期「湯シャン」なんて言葉も流行りかけたけど、今はどうなってるんだろう? シャンプー&コンディショナー、ボディソープ、あかすり、なんでもやりすぎるのは良くないんだろうけど。

きょうの結論: 好きな人の頭のにおいをくんくんしながら眠りたい。

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