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#勝手に情熱大陸 岸田奈美

彼女の日常は、とんでもねえ。
30人前ぐらいのハプニングが次々と彼女に降りかかる。
泣き笑いの神様が、彼女に心底惚れてるとしか思えない。

今日の #勝手に情熱大陸 は、岸田奈美(きしだなみ)さん。

言っておくが、これは、公開ラブレターである。
言っておくが、私は、彼女に会ったことがない。

時を戻そう。

大事なポイントは、彼女に降りかかる試練が、
「泣き笑いの神様」からの試練であるということだ。

「Hi, Nami, あなたは、この試練をきっと笑いに変えられるわ」という
神様からのお告げが聴こえてくる。 #ちょっと志村けんさんぽいR .I.P

彼女を例えるならば、

わらしべきしだ

エピソードがエピソードを呼び、
さらにそのエピソードが涙と笑いを誘い、
コロナすら追い出すデトックス効果がある。

サステナブルきしだ

彼女の文章は、誰も傷つけない。優しい気持ちにさせる。
その作風は、自然発生するハプニングを、岸田ならではの視点で綴り続ける
自家発電型なので枯渇することもないし地球資源を使い尽くすこともない。
次世代の子供たちに読ませても無害だ。そしてなぜか、

わたしは一人じゃない、という気持ちにさせてくれる。救われる。

奈美は、読後感の魔術師。

「100文字で済むことを、2000文字で伝える人間です。」と自己紹介するぐらい、彼女の描写はあらゆる事象(主にハプニング)を愛でるように綴る。
読み手は、タイトルから結末を連想するものだが。そんなの関係ないねぇ小島よしおだ。

「このネタ(素材)で、こんな一品が!?」のおったまげ感がすごい。

野菜の皮や根っこから旨味を引き出すブロススープを想起させる。
最後の一言までありがたくいただきたい旨さと優しさと滋味深さ。

ボディブロウのようにじわじわと効いてくるありがたいお言葉。

そして、やはり、わたしは一人じゃない、という気持ちにさせてくれる。この文章を書いている今も、わたしは救われてる。

 
さて、彼女の自己紹介をもう少し紹介する。

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28歳の作家。100文字で済むことを2000文字で伝える。車いすユーザーの母、ダウン症の弟、亡くなった父の話など。講談社・小説現代 連載、文藝春秋2020年1月号巻頭随筆 執筆。コルク所属。

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ぬお。お母様とのことは #ママ死にたいなら死んでもいいよ という一冊に
なってることは知ってたけれども、弟さんのことは知らなかったなー。気になる。本当は、

 #嵐の櫻井翔さんと密室で30分対面したら2kg太った話 というとんでもないタイトルの記事を紹介しようとしてたのだが。 

#一時間かけてブラジャーを試着したら黄泉の国から戦士たちが戻ってきた  という、いかにもテレ東の深夜ドラマチックなタイトルの記事を紹介したかったのだが。

ちがうちがうちがう。バカバカバカ、私のバカ。
読んで欲しいのは、こちらです。

#どん底まで病んだら知的障害のある弟が世界規模で輝いた話

このnote読みながら泣いてます、わたし。
大阪近鉄上本町駅近くのミスドで、1人号泣してる。デトックスしてる。

コロナよ、岸田奈美を喰らえ。

騙されたと思って読んでください。良太すごい。すごいよ、良太。

noteにはクリエイターをサポートするボタンがあって、
弟さんとの旅も、そのサポートで実現したそうな。

#思い込みの呪いと4000字の魔法

では「思い込み」について考えるという、思い込み沼に自らハマりにいっている記事。リアルドキュメンタリーやルポ体験に近しいものすら感じる。

と、ここまで、書いて、1400字。ふぅ。

会ったこともない人に宛てたラブレターにしては
長い。長すぎるけど。
100文字で済むことを2000文字で伝える岸田さんには
まったく敵わない。もう無理。助けてください。

仮に、彼女へのラブレターを、100文字で書いてみるとすると。

ーーー

お会いしたことはありませんが、あなたのことが好きです。あなたの書く文章、あなたの考え方、あなたがハマる沼。私はあなたという沼にハマりたい。あなたが好きです。大好きなんです。一度会っていただけませんか?

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はい、100文字。うん、これはフラれる。2000%フラれる。救いようがない。でも、会いたい。

こんな拙いラブレターでも、彼女の手に掛かれば何かのネタになるかもしれない。 エッセイに昇華されるかもしれない。仮に、BGMに槇原敬之を爆音で流せば。泣き笑いの神様が拾って下さるかもしれない。 #きなり杯を開催したら人生奇なりなラブレターをもらった件

そんな思いを込めて、このラブレターを送ります。 

以上、岸田奈美さんに届け! #勝手に情熱大陸 でした。

長くてごめんなさい。

#キナリ杯  


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