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pib book第三弾:pibがお届けするイラストブックに「AYAKASHI」&「PLANET」が登場

まだ知らないイラストと出会う場所「pib」から生まれたイラストブックシリーズ「pib book」。

1冊ごとにワンテーマで魅力的な作品を収録した、気軽な贈りものにもなるイラストブックとして、これまで「PATTERN/ALONE/EYES/FLOW」の4冊が刊行されてきました。

そして年明けの1月23日、そのラインナップに第三弾「AYAKASHI」と「PLANET」が加わります。

ちょうどpib bookのWebサイトでは、予約受付がスタートしたところ。このnoteでは、新刊2冊「AYAKASHI」「PLANET」について詳しくご紹介します。

「pib book」公式ページ

メイン2冊_トリム


pib book 05:AYAKASHI

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恐ろしくも惹かれてしまう、人ならざるものたちを描く「AYAKASHI」

「あやかし」とは、元は海に現れるさまざまな怪異の呼び名だったのだそうです。昔から人知を超えたものごとは、畏怖の対象となると同時に、想像力を掻き立てるものでもありました。
pib book「AYAKASHI」では、そんな妖しく美しい、恐ろしいのに惹かれてしまうような「人ならざる存在」を魅力的に描く作家の方々を紹介します。

1人目の収録作家は、表紙も飾っていただいているハタ屋さん。ユーモアに満ちた妖たちの世界からは日々の営みが感じられ、それを「ちょっとお邪魔します」と覗き見ているよう。馴染み深い妖怪のようでいて、ディテールの端々が洒落ており、なんだか愛嬌すら感じてしまいます。

真夜中の底のような、青くひんやりとした世界を描くgracileさん。ちっぽけな旅人たちは、壊れかけた機械のような者、独自の生態系を抱えた者などに遭遇し、その出会いの一瞬だけ、わずかに光を交わすことで交流を試みているように見えます。一人静かな夜にゆったりと眺めたい、叙情的な作品たちです。

3人目はフィンランド在住のKuura Kuuさん。まず目に飛び込んでくるのは、鮮やかな色彩と画面構成。そして絵に潜む魔物の視線にぐっと引き込まれていきます。同じ人物が登場するため、絵の中をつながりを追っているうちに、まるで小説を読んでいるような物語性を感じるのも魅力です。

A1_ハタ屋

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pib book 06:PLANET

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「PLANET」

直訳すると惑星を意味しますが、「PLANET」という言葉は私たちにもう少し広いイメージを抱かせます。地質や気候、星々ごとにパッケージされた環境や生態系……自分の部屋も、ひとつのPLANETかもしれません。
また、語源を辿ると「さまようもの、放浪者」を意味するギリシア語(プラネテス)が元になっているのだとか。星々を渡って、異なる景色を旅するような一冊になればと、3人の作家のみなさんに参加いただきました。

まずは、ダイナミックな世界観とアナログの複雑な質感を感じる、ねじれさんの作品。今にも落ちてきそうな星、素早いタッチでぐいぐいと描き込まれた岩肌や草木は、目で見てもそのざらつきを感じるよう。服や小物、画面の端々まで丹念に描かれ、見れば見るほどたくさんの発見があります。

儚い空気をまとう少女たちと不思議な景色を描く、seiさん。ご自身が「ここではないどこか」と言う世界は、空飛ぶ魚や赤い月、ガラスのような流氷の海……ふと目を離したら崩れて消えてしまいそうな緊張感も感じさせます。また、pixivやnote上で漫画も発表されています。絵の世界観に惹かれた方は、そちらもぜひ。

そして、さまざまな鉱物をモチーフにイラストを描かれているゲレンデさん。透き通った鉱石の中には美しい景色が閉じ込められています。覗き込んでみると、どこか遠い場所や、誰かの思い出へとつながっているような……。一つ一つ、小さなかけらを入り口にして、イメージの世界を旅してみてください。

P1_ねじれ

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P3_ゲレンデ


「AYAKASHI」「PLANET」は、刊行日の2021年1月23日までは以下のWebサイトで予約受付を行っています。予約期間中のご注文は送料が無料になりますので、ぜひこの機会にご利用ください。

最後に、pib bookは2021年の発送分から、箱入りの「特装版」と、書籍のみの「通常版」をご用意しています。既刊4冊も「特装版・通常版」を両方用意していますので、リーズナブルに手に取りたい方、気に入ったテーマを複数冊揃えたい方にもお求めいただきやすくなりました。

お気に入りのテーマを見つけて、新たなイラストとの出会いを楽しんでいただけましたら幸いです。

「pib book」公式ページ


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