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夢が叶う日は、いつも予想外。



Twitterで流れてきたとあるお知らせ。


楽しそう!!!!

子ども心が動く。すぐに飛びついた。しかも企画はずっと会いたかった藤尾勘太郎さん!

名前も知らぬ誰かのために花を買って、手紙を書く。そして企画した方は4年前に名前を知って以来、ずっと会いたかった方でもある。舞台を一度見に行ったのだが、コロナもあり面会はできなかった。


我が家は西向きで太陽が当たらないので、今まで花を買うことはなかった。(道端に咲いている花を持ち帰ることはあったけど)

一輪挿しも買っていたので、今日帰ってくる頃にはどんな花がここにいるんだろう、と妄想する。



サインが欲しくて今まで取ってあるチラシを探す。数年前の作品をずっと保管しておいたことは制作者にとって嬉しいことはないだろう。
どんな笑顔が見れるだろう。サプライズたちを抱え、楽しみに家を出た。



※チラシは折り目をつけないで
保管しておくのがこだわり。

左上:鶴かもしれない2020 
中央:夢ぞろぞろ(2019年)
右上:鶴かもしれない2022
下:鶴かもしれない2022 (パンフレットより)


途中で花を買うためにドキドキしながら花屋へ足を運ぶ。相場はわからないが、育て方や保管の難しさで値段が違うのかもしれない。


そういえば七夕だった、と花屋のポップを見て思い出す。悩んだけど、「珍しい!!」と目が輝いた花を買う。

何の花を買ったかはネタバレになるのでないしょ。


会場は東高円寺駅からすぐ。WSで何度も行ったことのある馴染み深い場所なので初めて訪れた日を思い出し、一人でニヤニヤする。



「まだ準備終わってなくて...」と言いながらも、あっけらかんとしている藤尾さんとお手伝いのオガワジョージさんと共に会場準備。

演劇もそうだけど、開場前のわくわくした雰囲気に包まれる時間が好きだ。
「さぁ、これから始まるぞ」と何かが囁いているような瞬間。
準備中の光景に出会えるなんてめったにない。最近気づいたことだが、作られた空間に入るより「これから創るよ!」という雰囲気が好き。

一人で「あーなるほど!こういうことね」と呟く藤尾さんを見ていたらふと撮りたくなった。
「藤尾さんが撮っているところを撮ってもいいですか?」と聞くと快く「いいよ!」と言っていただけた。



何だか不思議な光景だな、と心の中でなぜか笑ってしまった。こんな状況に自分がいるのもそうだし、まさか会いたかった方にこんな形で出会うなんて2019年の自分に言っても信じないだろう。



明るさの調整が終わったところで花と撮影、そして手紙を読んだ顔を撮ってもらった。
ふふ、と顔がほころび、照れた顔が瞬間がカメラに映っているはず。

予定もあったのでバタバタの訪問になってしまったけれど、この時間でないと味わえない光景をたくさん見た。

うっすらと思ってはいたんだけど、やっぱり、演劇に関わらず一緒に創ることが好きだ。

実験的なものかもしれない。規模は小さいかもしれない。
それでも「いいんじゃない!」と面白がってくれる人たちと協力してやること。



どういうことやっていきたいの、と聞かれた時に、色んな答えが出てきた。
俳優、カメラ、HPとチラシ制作、取材・・・

誰かに聞かれて初めて言葉にできる。そうして「やっぱりこれがやりたいんだな」と気づける。


好きな人には好き、という。初めましてでもどんどん話しかけていけちゃうのが強みなのかもしれない、と思う。


これからもどんどんやりたいことを。一緒に!

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