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只見川ギャラリーのキューレーション

昨年夏にオープンした東北電力奥会津水力館の中の只見川ギャラリーのご紹介をさせて頂きます。
水力発電をテーマにしたギャラリーのキューレーションを当画廊にて担当致しました。
ずっとギャラリーなりの発表の方法を模索しておりましたが、東北電力のホームページでも綺麗な画像でご紹介頂いておりますので、まずはこちらのページをご覧頂きたく思います。
みかん組設計による建物の美しさは見事なものです。また、企画から内装の設計までを手掛けられた株式会社ムラヤマによるインテリアデザインのすっきりとした美しさは感動的です。
最初にプロデュース会社クロスフィットからこのお話を頂いてから4年という歳月が流れ、様々な問題点に突き当たる等しましたが、皆の力で乗り越えて、大きなクライアントとの仕事ですが本当に自由にお仕事させて頂きました。
展示作品は、「水源」、「川」、「発電施設」、「灯り」と、水源の水が集まり川となって、発電施設を経て、灯りが私たちの生活の現場へと訪れる過程を4コマに分けて企画し、テーマごとに何名かの作家さんにお願いし、絵画制作をして頂いたものです。
4年間という長い道のりを経て、作品の搬入が終了し、設置が完成した現場を見た時には、画廊での普段の仕事とはまた異なる達成感を感じました。
現地には東京から約半日かけてようやく到着するといった具合ですので、山々と雄大な只見川に囲まれた水力館は、まるで突然現れた夢のような場所に感じられます。中々やすやすとは辿り着けない場所ですので、皆様にぜひお出かけ下さいと言いづらいのですが、いつかぜひ見て頂きたいです。
途中、コロナという思いもかけない事柄が起こり、作家の方々、関係各位と共にお祝いもできませんでしたが、皆さんと一緒にプロジェクトチームを組み、一緒に仕事ができました事、本当に楽しかったです。
水源・・・・民野宏之、深谷良一、水沢そら、矢吹申彦
川・・・・・小池アミイゴ、山田博之、小渕もも、舟橋全二
発電施設・・山田博之、高橋キンタロー、深谷良一、星野哲朗
灯り・・・・安西水丸、小池アミイゴ、竹井千佳、民野宏之


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