乱文


女々しい人って、何とも言えず魅力的、
太宰治が時を越えて今も尚、モテる理由が少し分かる気がする、

三島由紀夫も太宰治のことが
かなり好きだったんじゃないかな/
太宰治の作品と実生活との位置関係に
危険な美を感じて
表面上は
距離を取っていた可能性もあるけど/



最近は、以前より
大人しくて優しい人が増えた気がする、
それは、素敵なことだと思う/
一方で、時々、
壊れそうな想いや
人の"怒り"を知りたくなる時がある。
そこには嘘を見つけにくいから/

(持続する怒りは
血管に負担がかかるかもしれないけど)

人が怒りを感じる時、
それは、その人の大切にしていることが
失われる危険を肌身に感じて
出た行動にも思える、
それは貴重な一瞬/

時々、何考えているか
全く見当がつかない人に出逢う。
感情を微塵も
出さないようにしているような。
本人も知らない意図によって。
あるいは聖なる諦めによって。
世界で一番冷たい青を知っているような。
同時に、世界で最も名付けようのない温かさを知っているような。
底なしの矛盾。


最後は死ぬのに
何故、産まれてきたのだろう?
神秘的矛盾。
数億通りの意味と、
僅かな無意味。

✴︎

「意味に怯えて
無意味さに怯えて
言葉に怯えて
余白の救済」


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