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JRの乗り継ぎ介助が素晴らしかった話

白杖の白状(こくはく)

超絶VIP待遇なJR身障者サポート



 大阪から東京へ出張してきました。

 仕事なのですが、午後3時頃から呑みながらの打ち合わせ、このご時世なので日帰り出張にしていたのですが、これではあまり意味がないですね(反省)

 終電に間に合う時間まで、上野の呑み屋でねばり、千鳥足で上野駅へ向かいました。

 勝手知ったる大阪の駅ならば、要領を得るのですが、弱視で酔っ払っている僕には東京の乗り場はハードルが高く、乗り間違うと指定をとった最終電車に間に合いません!

 そこで目についた(本当は見えてないけど)駅の案内で東京方面の山手線のホームを尋ねると

”どちらまで行かれますか?”と尋ねられました。

”大阪までです”と答えると、”きっぷはお持ちですか?”とまたもや尋ねられたので、持っている切符を提示しました。

”係をお呼びしますので暫くお待ちください”

 ホームを教えて貰うつもりだけだったので、恐縮していると、女性の係の方が現れ、ホームまで誘導してくれました。

 電車に乗る時に、”東京駅のホームで、係が待機しており、新幹線までご案内します”と教えてくれました。ありがたいことです。

 ここからがすごいのですが、実は大阪の最寄り
駅まで、鉄壁のエスコート体制が組まれていたのです。

 上野駅の案内から山手線のホームまで
→東京駅山手線から新幹線改札まで 
→新幹線改札から新幹線車内まで
→新幹線車内の座席まで(車掌さん)
 (着後は座席からホームまで)
→新幹線新大阪ホームがら新幹線改札まで
→新幹線改札から、在来線ホームまで
→在来線乗り換え駅で乗り換えホームまで
→自宅最寄り駅ホームから改札まで

 実に8名の駅員さんの連携リレーにより、弱視の酔っ払い男を無事送り届けてくれました。

 超絶なVIP感です、感謝です。

 勝手知ったる大阪に着いてからは、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだったのですが、夜間の乗り継ぎはやはり心強いなと感じました。

 というのも、新幹線の東京最終便だと本来私の住む街の最寄り駅への最終電車には間に合わないので、少し手前の駅からタクシーで帰らなけらばなりません。

 しかし、この日は何かの理由で在来線の遅れがあったため、怪我の功名で間に合ったのです。

 電光掲示板が読めない僕にとっては、駅員さんが近くで最適な情報をくれるので大助かりなのです。

 ここまでして貰うつもりはなかったのですが、JRのこのサービスは本当に安心なので、一人旅の際はまた利用させてもらおうと思います。

 それから、終電まで粘って呑むのは控えたいとおもいます。



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