Harman Kardon Luna 音質比較  Bill Evans 「Waltz for Debby」

スピーカー音質比較 Harman Kardon Luna

00:00 動画冒頭
00:08 Harman Kardon Luna
02:19 BOSE SoundLink FLEX
04:33 JBL CHARGE5
06:44 SONY SRS-XE300  横置き ステレオモード
08:56 Anker SoundCore 2
11:08 Anker SoundCore 3
13:20 Anker Soundcore Motion X600  空間オーディオ OFF / BassUp ON
15:33 EarFun UBOOM L インドアモード
17:45 Marshall EmbertonⅡ


◆◆ 課題曲

Bill Evans 「Waltz for Debby」


◆◆ 評価

Harman Kardon Luna
 低音が重厚で、ウッドベースの音が、ズッシリとした質感をもって響く。 いろんなメーカーから、同じサイズのスピーカーは出ているが、この低音の重厚感は、格別。 一方、高音が抜けず、やや、こもった印象もあり、ピアノの音は、質感が良いものの、丸く出る。 その分、音が尖らないので、全体的にバランスの取れた、穏やかな音を、落ち着いて聞ける。 スピーカー上部にある操作ボタンの感覚が広く、凸状が、押しやすいのも、〇
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BOSE SoundLink FLEX
 「Harman Kardon Luna」と比べると、全体の音域が広く出るぶん、低音は、物理的な質感と共に、広がる響きとして出る。 「Harman Kardon Luna」より、ピアノの音はクリアで、途中から入るドラムの音も、高音域で広めに、鮮烈に鳴る。 "重厚感"を、実質の重みとしてとらえるなら「Harman Kardon Luna」、音域の中の響きとしてとらえるなら「BOSE SoundLink FLEX」  どちらも甲乙つけがたく、もはや、哲学的ともさえいえる境地での、好み。 ただ、こちらは、ウッドベースの低音が、本体が共振するほど(無茶に)響くので、無理に、平べったい筐体にしなくても良かったのでは?と思ってしまう。 弱点といえば、そこか。
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JBL CHARGE 5
 ロックでも、ジャズでも、ボーカル曲でも、広いジャンルをこなすスピーカーで、この曲に関しても、音域が広く出て、聞きやすくバランスの良い音で鳴らす。 個々の楽器の"音の重厚さ"で言うと、BOSE や Harman のほうが上だが、ウッドベースの低音も、過不足なく音圧として響き、じっくり聞き込むにも、BGMで流すにも、朝に、昼に、夜に聞いても、不満のない音で聞ける。 どういうジャンルの曲を、よく聴くかによるが、ジャズ一辺倒でなければ、安定感のある、このスピーカーを選んでおけば、失敗は無さそう。


SONY SRS-XE300 (横置き ステレオモード)
 本体アップデートで、システムソフトを「4000」にバージョンアップ。 比べてしまうと、音のこもりは強く感じるが、バージョンを上げたせいか、横置きでステレオモードにした恩恵か、ジャズを選曲したおかげか、聞いてるうちに、ボーカル曲ほど、こもりは、気にはならなくなってくる。 こちらも、ソニーのお家芸、やたらと低音を強調するきらいがあり、若干、バランスは崩れ、高音が抜けないので、全体的なモヤモヤ感は残る。 好意的に解釈すれば、耳に障らない、録音当時の時代相応の音質で聴ける。
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Anker SoundCore 2
 高音域寄りに、音が出るのが功を奏し、ピアノを中心に鳴る。 ただ、全体的に音が偏っており、決して、音質は良いとは言えず、出る音と出ない音、強い音と弱い音の差が大きく、ボリューム調整が難しい。 ピアノも、すこし耳に障る鳴り方。 ウッドベースは、聞こえるものの、ピアノの奥から。 対照的に、ドラムは、前から、鋭く音が出る。 ピアノが主役で鳴るので、5000円前後のスピーカーでは、かなり健闘している印象だが、音質にこだわるなら、もう少し価格帯が上のスピーカーを買うほうが、良い。
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Anker SoundCore 3
 「Anker SoundCore 2」より、低音域が出るようになり、音の偏りが減り、落ち着いた音が出るようになった。 ウッドベースの低音や、ドラムの音の出方は「Anker SoundCore 2」と、同じ傾向だが、やはり低音域に厚みがあると、音質の底上げを感じる。 この曲に関しては、全体のバランスが取れたぶん、「Anker SoundCore 2」よりこちらのほうが、音質が上。
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Anker Soundcore Motion X600 (空間オーディオ OFF / BassUp ON)
 若干、こもりは感じるが、ピアノのクリアさなど、「Anker SoundCore 2」「Anker SoundCore 3」と比べるまでもなく、音質は上。 ただ、同価格帯(実売 20000円前後)のスピーカーと比べると、Bass UpモードがONになってることもあり、ウッドベースの低音は、しっかり響くものの、音の質感に結びついていない。 ピアノの音が強くなると、高音が抜けない分、音にこもりが出る。 ただ、音の広がりが良く、スケール感があるので、特に、ドラムの響きがリアルで、ピアノ、ウッドベースと、それぞれ、違う場所から音が聞こえる。 大きな特徴は無いが、大外れも少ないスピーカー。
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EarFun UBOOM L インドアモード
 ピアノ、ウッドベース、ドラム、どの楽器も、程よい質感で、バランス良く鳴る。 やや高音域寄りで、偏りはあるが、Ankerより、筐体のサイズが、ひと回り大きく、オーディオ出力も「14W x 2」と、余裕があるぶん、(「Anker SoundCore 2」は、6W x 2 、「Anker SoundCore 3」 8W x 2)、音に安定感もあり、1つ上の価格帯の音質。  Ankerが強い価格帯だが、"名"より"実"を取るなら、このスピーカーを選ぶ選択肢は、充分あり。 ちなみに、インドアモードは、アウトドアモードと比べ、低音を強調した音質、とのこと。
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Marshall EmbertonⅡ
 他のスピーカーと比べ、楽器の質感が良く、音の臨場感は上。 ライブ録音ならではの、楽器以外の雑音まで、リアルに聞こえてくるほど。 ただ、低音が強く出ないので、ウッドベースが響かず、ピアノとドラムの向こうから聞こえてくる。 全体的に、音が、ひとまとまりで出てしまい、個々の、音質の良さを生かし切れていない印象。 かなり細かい点だが、曲を一時停止にした状態で、電源ボタンを押すと、曲の残り?が一瞬再生されて(ボリュームが大きければ、曲だけ、その音量で流れる)、電源が切れる、という、マーシャルのBluetoothスピーカー共通の謎仕様も。
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 【 結論 】

雰囲気の良さで、 「BOSE SoundLink FLEX」 か 「Harman Kardon Luna」

低音が良い雰囲気で響き、かつ、高音が抜けて、音にこもりを出さない、
というスピーカーは、本当に少ない。



◆◆ 雑記

比較するスピーカーの入れ替えをしようと考えていたら、
あれも入れたい、これも入れたい…となり、

いつもより、スピーカーの台数が、多くなってしまいました (T-T)





「Harman Kardon Luna」 メーカー公式コメント


・ 洗練されたサウンド
2ウェイスピーカー構成のHarman Kardon Lunaの先進的なスピーカードライバーが奏でるバランスよい高品位なサウンドにより、音楽のあらゆるディテールに聞き入ることでしょう。 アイコニックなHarman Kardonのサウンドが、お気に入りの1曲にまったく新しい一面との出逢いをもたらします。

・ スタイルを追求した高品位デザイン
Harman Kardon Lunaの流線形でミニマルなシルエットは、どんなシーンにもマッチします。内部にファブリックを採用した構造と、アルマイト加工を施したアルミニウムのトップパネル。 どこにいても優れた外観と感触を楽しめる人間工学に基づいたエレガントなデザインです。

・ 内蔵バッテリー
お気に入りの曲やポッドキャストももう逃しません。連続再生時間12時間のバッテリーを内蔵するHarman Kardon Lunaが、あなたの好きな音楽をパワーアップ。1日を共に過ごす完璧なパートナーとして活躍します。

・ IP67防水・防塵対応
音楽を台無しにするアクシデントは、プールでの水没や、突然の雷雨だけではありません。HarmanKardon Luna は IP67 防塵・防水等級に対応しており、驚くほどの耐久性と音質、スタイリッシュな外観を兼ね備えています。

・ Bluetooth 音楽ストリーミング
音楽は共有されるためにあります。HarmanKardon Lunaは2つのモバイルデバイスでのシームレスな同時ペアリングに対応しており、友達や家族とプレイリストを交互に替えて、最高の音質で新しい思い出を作ることができます。

・ スピーカー2台で、ステレオサウンドをパワーアップ
2台のHarman Kardon Lunaをワイヤレスでペアリングすることで、真のステレオ体験を実現。より美しいサウンドディテールと、より広いサウンドステージをお届けします。




 
◆◆ 注意書き

2023年1月より、特に注意書きの無いかぎり、生活ノイズ低減のため、
音声フィルタを、かましています。

2021年7月6日より、動画の音量が上がっています。 ※ ボリューム注意

動画は、良さげなヘッドフォンで、聞いてください。
スマホのスピーカーや、安いイヤホンだと、全部、同じ音に聞こえます。

「賃貸アパートで、流せる音量」に、こだわって、比較しています。
(実際は、大きな音を出せないだけ)

スピーカーによって、音の大きさが違って聞こえますが、
できるだけ音量が同等になるよう、測定しつつ、録音をしています。
聞こえ方の違いは、実際に聞こえる"音質"の違い、と、考えて良いかと思います。


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