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あなたの暮らしの中心には何がありますか?


<あなたの暮らしの中心には何がありますか?>
「5月は田植えがあるから納品は8月ね」
昔、木工の鑿を注文するときに、そう言われたことがある。
そのとき、なんだか分からないけど『かっこいい』と思った。

パーマカルチャーとは「永続可能な農的暮らしと文化」と日本では紹介されている。
だけど、この訳はなんだかしっくり来ないw

さて、畑を教える立場になってみて
パーマカルチャーをやるにしても自然農をやるにしても大切なことであり、
人類にとって地球にとっても重要なことが分かってきた。

持続可能な社会の鍵は「農的暮らしと文化」ではなくて『農中心の暮らしと文化』。
家庭レベルでも、都市レベルでも、文明レベルでも。

家庭菜園を始めて、うまくいかない理由はいろいろあるけど
一番多い理由が「時間がない」こと。
現代社会では「時間がない問題」は相当根深く、
しがらみだらけで、解説するのは大変なのでここではやめておきます。

ただ、暮らしの中心に畑を組み込める人だけが
自然農もパーマカルチャーも実践することができる。
むしろ、農を暮らしの外に追いやってしまったがために
先進国は地球1個分の暮らしができなくなってしまったのではないだろうか?

自然は待ってくれない。
どんなに最先端の科学と機械を使っても、自然の摂理には逆らえない。
どんな人工物も、自然界から生み出されたもの。

この数年、農を中心にした暮らしで、
その空いた時間に他の活動を増やしていくことにチャレンジしている。
育苗があるから、種まきがあるから、草刈りがあるから、、、
満月だから、雨が降るから、晴れたから、風が強いから、、、
そんなことを言いながら、1日の予定を、今週の予定を、今月の予定を、数ヶ月後の予定を組んでいく。
おかげでスケジュール帳ほど役に立たないものはない(笑)

あなたの暮らしは何が中心にありますか?
これは時間の話でもなくて、お金の話でもなくて
「あなたは何に、人生の価値を感じているか」という話。

これは目標や夢といった何者になりたいかという話ではなくて
「あなたはどんな生き方をしたいですか」という話。

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