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SONICWARE LIVEN 8bit warps(ウチの機材)

よくyoutubeでシンセサイザーやサンプラーなんかのレビュワーの動画をチェックします。

みんなそれぞれ個性的なんだけど、中でも独特な空気を放つCuckooっていう人がいて、なんというか、見た目は世捨て人みたいなんだけどめちゃ話し方が優しい。。。かつなんかちょっと中二病っぽくてハマるとクセになる人です。

2020年のはじめに何となく動画をチェックしていたら、彼のナムショー(いつか行ってみたい!)のリポートがあって、その中に日本人ガレージシンセメーカーの遠藤祐博士と彼の開発したLIVENというガジェットシンセの紹介がありました。

内容は、キックスターターというクラウドファンディングで資金調達をして、6月頃に世に出したい、値段は彼のSONICWAREという会社を知ってもらいたいという目的で、ギリギリの設定2万円以下で出したい、音は昔のアーケードゲームなんかをイメージした8bitな音に特化したもので、かつ現代のIFを融合したという話。

なんかこの人見たことあるな。。。なんて思ったら、以前ELZ-1という波形を自分でデザインできちゃうっていうシンセを作った人でした。

ELZ-1の動画で、東京発って言ってたような印象はあったものの、まだその頃は私自身がガレージシンセメーカーの存在自体を認識できていなくって、彼が日本人の工学博士で、オリジナルなシンセサイザーを独自に開発して世に送り出そうとしてるっていうこと自体がこう、なんていうか。。。ヤマハやローランドにやられまくっている典型的な日本人の私のセンスでは受容できてなかったんだと思います。

シンセは大手が作るもの。。。みたいな。

Cukooと遠藤博士の動画を見ていて。。。あれって。。。自分の中で何かが弾けたような気がしました。

確かに値段が手頃なのもあったけど、こんな面白そうな事に自分が乗らない理由ないっしょ的な。

はい、すぐキックスターターにサインインして、人生初めてのクラウドファンディングへのバック。

もう頭ん中がめちゃめちゃフレッシュになっていた私は、仲間に今の自分の感動を話して、合わせて二台セット分の資金をバックしました。

完成するまでの間は、ひたむきな博士の説明と丁寧なリポート、開発の進捗などが結構な頻度で送られてきていたので、楽しく待てたし、ただ資金を少し出しただけにも関わらず、なんだか一緒に何かを作っているような気にさせてくれました。

そんな中、コロナの関係でパーツ輸送が遅延して開発期間が少し延長した結果、5〜60台だけ先行で完成したLIVENをβテストするバッカーを募集する旨の記事を発見しました。

こんなの!応募しないわけがないです。

何かできることがあれば!ということで想いをメールにしたためて応募した結果、選ばれました!

早速ぐりぐりにいじって、細やかながら数件バグリポート等させていただいて、本当にエンジニアでもなんでもない一般ユーザーの私(ギタリストではあるけど。。。)が、この機械の本当に本当にちょこっと何かに貢献できたって思わせてくれたわけで、最高の体験でした。

子供の頃がアーケードゲーム時代で、家庭ゲーム機の発展と共に成長した私にとって、このシンセサイザーはノスタルジックな音の息吹もありながら、今流行りのアナログライクなフィルターアクション、パラメーターロックもできてシーケンサーもアルペジエイターもついていて、外部音源さえも取り込めるルーパー付き、プラスモニター用のスピーカー、電池駆動可能という。。。ちょっと値段からは想像できないくらいのよくできたマシンです。

何よりSONICWAREの売りである波形の豊富さ、また今再燃しているウェーブテーブルシンセシスやFMシンセシスも搭載しつつこの機械オリジナルなオシレーターのwarpという概念。。。この値段で。。。大丈夫ですか。。。

もう全くただのファンです。

これをだれかが買ったからって私には一銭も入ってはきません。

けど紹介したい!頑張って欲しいんです。。。って今回の記事、完全に書き始めと趣旨が変わってしまった。。。

でもいいんです!

手に入れたら是非こんな音出たよ!こんなんできたぜってシェアしましょ!

シンセ初心者の何が悪いんじゃい!いえい!

というわけでLIVENでした。

今後もSONICWAREと遠藤祐博士、注目です!

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