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ブルース!

今回はブルースのアドリブソロについて考えたいと思います。

ブルース。。。

ジャンルや雰囲気を表すのに使われたり、そのコード進行や作曲的フォーマットを表すのに使われたり。

実際その言葉の意味を考えるとややこしい話になりそうなのですが、今回はまずブルース進行で、アドリブソロをどう弾くかという事に集中しようと思います。

ブルースのアドリブソロで、よくよく話題に上がるのがペンタトニックスケールだと思います。

ちょっとネットで検索してもらえば、その成り立ちやメジャーペンタ、マイナーペンタ、ブルーノートを混ぜたペンタなど、すぐに記事は集まると思います。

なんならフレーズ例のタブ譜や、ブルース用のカラオケみたいな実践的な資料もすぐに手に入ると思います。

そういったものはそちらに任せることとします。

そもそもブルースのブルースっぽさというのはどこにあるのでしょうか。

これもブルース進行のI7が機能的にはメジャー属性なのに同一ルートのマイナーペンタトニックスケールを弾く事で、独特なブルース感が〜〜〜

なんて記事がいっぱいあると思うんですが。。。僕これにはかなり疑問を持ってます。

いや確かに間違いとは言わないけど、ペンタトニックスケールをただなぞっても、全然ブルースにならないんです。。。たまたまなるときもなくはないですが。。。

でまぁ音源を聴いてやり方を模倣してっていうプロセスを踏んでいけばもちろん割とすぐにできるようにはなると思うんですが、もうちょっとはっきりさせておきたくて。

いきますよ!簡単です。

適当なカラオケ(英語ならplay alongと検索するとヒットしやすいです)にあわせて、I7のルート音を、カウントの1で二小節ごとに伸ばして弾いてみてください。

つまりそのブルースの曲がF7から始まっていれば、Fの音を、コードがかわってもずっと弾くんです。

たまにV7から始まっているカラオケもあるかもなので、そのブルース進行のいわゆる"キー"のルート音で考えた方が確実かもです。

こちらは"キー"がFと書いてあればFの音を弾き続けるといった要領です。

この、伴奏のコードがかわっても、ずっとルートを弾き続ける感じこそ、ブルースミュージックのブルース感を作っているのだと思うのですが、いかがでしょうか。

で、そのルートをターゲットにして、アプローチしてくる音達こそマイナーペンタトニックだったりメジャーペンタトニックだったりと言う事だと思います。

ここからはややこしい話になりそうなのでさらっと済ませますが、ちなみにこれ、ジャズブルースの進行でも全く使えますが、ジャズ(ビバップ)サウンドには全くなりません。

あくまでこのやり方で弾けるアドリブのサウンドはトラッドスタイルのブルースサウンドです。

このての話が出てくるともうすごく長くなっちゃうので、今回はこのくらいにします。

いずれ動画なんかもあげよっかな。

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