見出し画像

テキストカバレージ「やわたCS2ブロック決勝戦」2023/9/30 戦いが激化した2ブロック環境を征服するは、デスロードを駆けるジャシン


魔覇革命によって現代に革命チェンジが復活してから、はや2週間。
革命チェンジの衝撃はオリジナル環境だけでなく、2ブロックフォーマットにも押し寄せていた。

まず真っ先に環境に進出してきたのは、盤面ゼロから相手にトドメを刺す連続攻撃を売りにしたチェインデッキ、赤青マジック。

2ブロックフォーマットに<灼熱の演奏 テスタ・ロッサ>がないことから、オリジナル環境に比べて出力は落ちているが、その攻撃性能は環境トップクラス。手札さえ有れば、どんな逆境からでもダイレクトアタックまで持っていくことが出来る。

だが、2ブロックフォーマット新環境1発目の結果はこれだ。


赤青マジックを踏み台にし、頂点に立ったのは主人公デッキである、新鋭のアビスロイヤル。
圧倒的なリソース奪取能力と面処理能力を発揮し、2ブロック環境に侵略、これまで環境を定義していたデッキを蹂躙した。

だが、革命はいつだって逆境から始まるものではないだろうか?倒すべき敵が分かったことでプレイヤーは考え、動きだす。

環境を支配するジャシンを倒す者は現れるのか。果たして。




戦いが激化した2ブロック環境を征服するは、デスロードを駆けるジャシン


今回決勝戦の席に座るのは、埼玉県のFANASTASIAと千葉県のポチョムキン。

FANASTASIAは今年度から2ブロックフォーマットを研究するようになった1人であり、筆者の古くからの友人である。筆者が2ブロックの沼に引き摺り込むまで5年の年月がかかったが、今では自作のデッキを次々に編み出すほどになった。
プレイの言語化とメタ読みに長けており、デュエマに対するやる気とデッキ選択能力が高い。


今回は先週から使っている、黒緑アビスロイヤルを使ってここまで全勝で勝ち上がってきている。この勢いのまま全勝優勝を果たすことはできるのか。


対するは千葉県のポチョムキン。
デュエル・マスターズはコロナ禍以前、全国大会の出場権利を獲得する中規模大会として店舗予選とエリア予選を行っており、2ブロックフォーマットはそこで採用されるフォーマットだった。

そしてポチョムキンは過去にエリア予選でベスト8まで残る戦績を収めるほどの実力者だ。限定戦の経験値はかなり高い。

そんな対照的な経歴を持つ2人が環境として相棒にしたデッキは奇しくも同じ黒緑アビスロイヤル。
過去に2ブロックフォーマットで行われたDMGP7thの決勝戦である、えんがわ選手対ギラサキ選手による白単サバキZ同系対決を再現したかのような対戦カードに、筆者だけは何か運命のようなものを感じた。



それでは勝負の行方を見ていこう。




GAME1


順位先攻のルールにより、先攻はFANASTASIA。

だが、5枚の手札を取った瞬間から体が止まってしまう。手札にはコスト4と5と8のカードばかりが集まっているからだ。大事な決勝戦で手札事故が発生している。

だが、FANASTASIAは3ターン目までに1枚でもマナ加速するカードを引ければいいことも知っているので、2ターン目まではチャージのみでターンエンド。

それに対するポチョムキンは後攻2ターン目に<ド=ノラテップ>を場に送り出す。



FANASTASIAの3ターン目。
力強くドローするが、マナ加速カードはまたしても来ない。これであと2ターンはポチョムキンが押し付けを行うカードを先に展開できることが確定してしまい、一気に戦況が不利になってしまう。


そんなFANASTASIAの事情を知らないポチョムキンは3ターン目に<深淵の懐炉 マーダン=ロウ>を召喚し、FANASUTASIAの手札を確認。ようやく事態を把握する。

公開された<アビスベル=ジャシン帝>、<ア=エヌ=マクア>、<スパトー:ド:スパトゥー / 邪暴乱舞>、<フットレス=トレース / 「力が欲しいか?」>、で構成された手札から<フットレス=トレース / 「力が欲しいか?」>を捨てさせる。
これでまたFANASTASIAは次のターンにプレイできるカードを奪われてしまう。



そんな踏んだり蹴ったりな状況のFANASTASIAの4ターン目。トップのドローは<ア:エヌ:マクア>の2枚目。

このカードのAレア・Bレア版のバージョンは絵画のムンクの「叫び」であると思われるが、FANASTASIAの心中は手を顔に添え、叫びたくなるような状況に違いない。


だが、4ターン目を迎えたことでようやくプレイできるカードはある。


初代ジャシン帝だ。だが、このカードを場に送り出すプレイには裏目があり、ポチョムキンが<ア:エヌ:マクア>と<アビスベル=覇=ロード>を手札に持っていた場合だ。その場合、次のターンにこの2枚から盤面の<アビスベル=ジャシン帝>にむかって<ア:エヌ:マクア>がマッハファイターで突撃しながら革命チェンジされ、先に盤面を制圧されてしまう。
だが、その2枚がなければ墓地のカードを触ることができるようになり、ただでさえ良くない状況を打破できる可能性が出てくるかもしれない。

長考した結果、FANASTASIAは<アビスベル=ジャシン帝>を場に送り出してターン終了。




だが、5ターン目、ポチョムキンは予定調和だと言わんばかりに<ア:エヌ:マクア>を場に出し、2マナ加速1枚マナ回収のモードを選択する。












そして無情にもマナゾーンに捲れる<アビスベル=覇=ロード>。

あとは先程説明した通り。
ポチョムキンはターン終了時に<謀遠テレスコ=テレス>を場に出し、FANASTASIAのターン開始時に<スパトー:ド:スパトゥー / 邪暴乱舞>を捨てさせながら1ドロー。気がつけばポチョムキンの場にはアビスロイヤルが並んでいる。


いくら盤面を処理する能力が高い黒緑アビスといえど、自身と同じ相手であれば、それは難しい話。
手札に<アビスベル=覇=ロード>もなく、窮地に追いやられたFANASTASIAが5ターン目にできるのは、墓地に落とされた<スパトー:ド:スパトゥー / 邪暴乱舞>をアビスラッシュで場に出し、ターン終了時にアビス・メクレイド8することだけ。


手札に<ア:エヌ:マクア>があったが、2ブーストで<アビスベル=覇=ロード>が落ちる以外は希望がなく、こちらのプレイを選択した結果<深淵の懐炉 マーダン=ロウ>を場にだし、効果で手札を捨てさせる。


盤石な盤面を築いたポチョムキンは5ターン目に<ド:ノラテップ>の軽減と<邪侵入>を使って<邪龍ジャブラッド>を2体場に出し、盤石な盤面をさらに強固なものにしながら総攻撃。FANASTASIAのシールドを0にする。


シールドから欲しかった手札が全て来たものの、処理を要求されている盤面は圧倒的だ。
自分に勝負を捲る方法がないことを確認したFANASTASIAは、ポチョムキンに対して右手を差し出した。




             WINNER ポチョムキン




大会結果






今大会ベスト3カード


第3位 芸魔隠狐 カラクリバーシ

先週開催された2ブロックCSで2位、3位を奪取した影響からか、今大会でも赤青マジックは存在感を見せつけた。

「赤青マジックはこのカードがないと試合が始まらない」、と言っても過言ではないほどのキーパーツであり、このカードをグルグルと革命チェンジをしているプレイヤーは多く見受けられた。


黒緑アビス相手にも盤面を作らずにこのカード1枚からフィニッシュするか、<ボン・キゴマイム / ♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり>を添えながらスタートすることで有利な勝負を仕掛けることができる。
デッキとしてはワンショットできる手札の役が要求が高いので、リソース確保が課題か。今後の活躍に期待して3位に選出。




第2位  <謀遠 テレスコ=テレス>

<暗黒鎧 ヴェイダー>が強い、と言われた時代から8年、闇文明の置きドロソはここまで進化した。
先攻で場に出てきた暁には、赤青マジックのワンショットプランを遮りつつ、ターンが伸びるほど相手の手札を枯らしていき、<アビスベル=覇=ロード>から出てくれば、攻撃誘導を行う<アビスベル=覇=ロード>をブロックして守れたりとなんでもこなすことができる。

今後間違いなく活躍するこのカードを2位に選出。



第1位 アビスベル=覇=ロード




やっぱ革命チェンジは強すぎるからダメです。









って前もどっかで書いた気がします。

















あとがき




ここからは個人的な話しかしません。暇な人以外はブラウザバック推奨。




どうもこんにちはこんばんは。Feiです。

今回可哀想な人として書いたFANASTASIAですが、次の日は青魔を使ってちゃんと我我我を獲得してました。よかったよかった。


先週は横浜から水戸まで往復1万円をかけてCSに参加したり、今週はいつもの本八幡までCSに行っていました。

前回までとは期間が空いていて、練習する時間もあったので、今回からはデッキを乗り換えて青白ライオネルを使っていましたが、やっぱ今までビッグマナばっかり使っていた身としては、盾で受けれるデッキはしっくり来て使いやすいです。



殴り切るプランを作るのは下手なんだけど、負けないようにプレイする、は得意なんだと再確認。
不利寄りのデッキがアビスくらいしかないと調整で感じたのもあります。
結果としては2週連続ベスト4。キユリが2枚貰えたのでいいのではないでしょうか。

まぁそのおかげで3決を戦う羽目になり、水戸での戦いを書けなかったのですが.…。優勝者もちゃんとアビスを上手く使っていたし、おんそく選手が負けたあとにひたすら5分くらい悔しさを噛み締めながらも、「もっと他に手はなかったのか」とか「プレイミスってたかな」と試合を振り返っていたのが印象的でした。これが彼の強さを支えているんでしょう。


場と手札の<MAX・ザ・ジョニー>を使えば試合を続けられたのに、ありがとうございました!!って片付けてから
「あっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」って気づく僕とは対照的ですね。(しかも予選ではちゃんと敗北回避効果使って捲ってたのに。)



あと、なぜか公式がCSヒストリーで2ブロックの集計まで出し始めたので、次は2日分の結果が載るんじゃないかなぁとか思ったり。(続いて2ブロックじゃねーよ)
2回自分のハンネが載っかるのかと思うとジワジワ来ますね。

最初は唐突すぎて困惑しましたが、こう「ちゃんと2ブロックも行われてますよ〜」感を出そうとしているということは、来年に向けてエリア予選を復活させる気なのかなとか勘繰ってしまいます。気のせいだったら泣きます。


ただ、これで次の2ブロックCSまではだいぶ期間が空きますし、しばらくはGPのためにオリジナルに専念することになりそうです。
ブロックマークが付いてる新弾も来ないので、今の黒緑アビス環境が続くと思います。アビスを倒せるデッキを考えておきましょう。




次回はGPの次の週の10月21日開催です。それでは。













                     おわり
















































2週連続ベスト4はいいんですけど、やっぱ今年は勝ちきれない年だなと実感する2日間でもありました。
個人的な話ですが、今年はずっっっとそんな年で、書き物を始めてからCS優勝どころか決勝戦にすら行けなくなってきてるなって。とくにやわたなんかは準決までいくと謎の力が働いているのか、いっつも負けるんですよね。ライターは勝負の席に着いてはいけないから仕事をしろって神に言われてるような気分。
勝手に記録者になってるのは自分ですけど、たまには物語の登場人物になりたいよ.....。

しかもサガが登場してからずっと1本でCSに行き続けた結果、金メダルは1個もなかったので、入賞は多けれど上半期は2400ポイントくらいしか貯まってません。これでも個人的には過去最高記録なのですが、あんな圧倒的な最強デッキを使っても優勝なしなのは、勝負強さがないんだろうなってつくづく思います。


この記事を書き終わったのがちょうど開催日翌日の午後5時半くらいで、あとはやわたCSの結果ツイート待ちという状態だったのですが、ボーっとしてたらデュエチューブにこんな動画が投稿されていました。




そしてここ。


ここ、めっちゃいい。めっちゃいいんだけど、個人的にはちょっと悔しい。

自分はどこかのGPでベスト8入賞して、自分のハンネをデュエマ史に残してから消え去ることを目標にしてるので、1stから出続けているのに今回のデュエキングに間に合わなかったのがとても悔しいんですよね。

前にコラボさせて頂いたあーくん選手だったり、全国出場を確定させた、ノン@ゴジット選手のようにずっと強くなくてもいいんです。1日だけ爆発して、1発屋で4000人の上位8名になれればいいんです。まぁ弱いのにこんなこと言ってたら笑われそうですけどね。でもそれだけです。


気がつけばDMGP2023 2ndまで残り2週間程度。
当日使う予定のデッキはもう決まってます。合理性も勝算もなんもない、理由ではあるんですけど。


なんか、使えって声がする気がするんですよね。


今年大幅に強化をもらった、長年苦楽を共にしたデッキが。

だから、今回は直感を信じてみます。



だって、プレイヤーが己の相棒として共に戦うデッキを選ぶとき、そこには物語があるのですから。









プロモ版を見るたびに、今年勝てなかった悔しい記憶が蘇ってくるようになってしまったので、初版が相棒です。本番は頼むぞ。





                 ほんとにおわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?