2月18日はG1のフェブラリーS（東京ダート1600m）が行われる。
武豊騎手は伏兵馬のセキフウに騎乗する。
さて、武豊騎手でフェブラリーSの伏兵馬といえば、1999年のエムアイブランが懐かしい。

当時はすでに8歳（現7歳表記）となり、重賞4勝と古豪だが7番人気と伏兵扱いだった。武蔵野Sを勝利しているとはいえ、あの時代は東京2100mと今とは距離が違ったもの。

マイル戦の勝利はなかったので、前走平安S（当時は冬競馬だった）2着に入ったものの、年齢的にも入着が精一杯という評価だった。
人気は地方馬のメイセイオペラ、桜花賞馬のキョウエイマーチ、快足馬のワシントンカラーと個性豊かな面々。

レースは芝スタートが懸念されたメイセイオペラが中団からとなり、キョウエイマーチが芝スタートを活かして逃げを打つ。
エムアイブランはメイセイオペラを見る形で後方から進んでいく。直線へ向くとメイセイオペラが馬場の真ん中を割って伸びてくる。エムアイブランはメイセイオペラの進路を通って後方から追い込んできた。

連れて上がって来たタイキシャーロックを何とかしのぎ、エイムアイブランは2着でゴールした。メイセイオペラからは2馬身差を付けられたが上がり最速をマークしている。
エムアイブランは複勝310円も付き、2番人気メイセイオペラとの馬連は3,720円と、武豊騎手にしては中穴を開けたレースだったものだ。ペースを読み切った追い込みはまさに豊マジックといえるものだろう。

さて、今年はエムアイブランよりもさらに伏兵扱いのセキフウ。弟の幸四郎厩舎だけに兄弟G1制覇をできればみてみたいものだ。