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超個人的 上久保周哉選手のベストバウト

いつもお世話になっております、ワタクシです。
どうやら、パートナーのことについて知りたい人が意外といたので
近い私からみた、私主観の上久保について書いてみようかしら。

まず上久保周哉について

上久保は、1993年4月12日、神奈川県に生まれ、空手なのか柔道なのかをはじめて今に至る。ちなみに中高の国語の教員免許を持っている。(偉い)
でも、先生にはならずに総合格闘家になった。
「モテたくて」「有名になりたくて」「お金持ちになりたくて」「恩返しをしたくて」などと言った理由は無く、本当に流れで今に至る。
大学在学中に柔道部を辞め、それでも運動習慣だけは確保したく(偉い)、入ったジムに今成さんが居たりして、何となく周りの会員さんの勧めでMMAやってみたら素質があったぽい。
ただ、それだけ。

そして2020年、なぜだかギリギリでいつも生きていたい少々常識から逸脱ている私を扶養に迎えた。どうやら彼の目には、物珍しい生命体に見えたぽい。
なんとも不思議である。

自分を客観視してみても、私の様な人間と結婚生活をしたいと思わない。
何度も上久保本人に「もっと普通な人にしときな」「私だけは本当に辞めとけ」「私は君の人生に、いい影響は与えない」「事故物件に好んで手を出す必要はない」などと伝えたが、それでもこのような珍生物を迎えた。
もう一度言うが、なんとも不思議である。

でも、とても感謝している。上久保と外を歩いていると、安心して街を歩けるようになった。変な人に絡まれなくなった。(超重要)

私から見る上久保の強み

彼の強みは、勉強熱心な点と強靭な精神。(あとめっちゃ食う。)
前項にて上記のようなことを言われ続けても、めげないし諦めない。
凄いよね。文字にすると結構に酷いことを言ったと自責の念に駆られ始めたので、正式にこの場で彼に謝罪致します。

MMAについて勉強熱心。
とでも言うと思ったか?
他の選手においても言えますが、格闘家に於いては勿論当たり前のこと。
だって、それがあなた達の仕事だから。

彼の勉強熱心さは、必死に理解としようとした点。


出会った当時の私は、DJIという中国の企業で仕事をしていた。ドローンやジンバルや小型戦車で有名な会社。(今字面にするだけでも、中々に物騒だなー。)中国ってだけで怪訝な態度をされる事が多い中、真剣にドローンや戦車について興味を持って質問をしてきた。プログラミングについても解説した。
彼の仕事には、1ミリも役に立たないであろう事なのに真面目に興味を持ってた。当時、ドローンというものの認知度は低く、何かもよく分からない人が多かった中、珍しいなーと感心したので覚えている。
私は床をぶち抜いた特殊なヘリで撮影をするような、危ない仕事をしたがるビックリ人間であることは、当時の上久保はまだ知らない。
余談ではありますが、テクノロジーの発展はエロか戦争がほとんどです。

後に私の興味はXRに移行し映像業界に身を置きバーチャル専門に。

映画やドラマやCMからライブに株主総会の配信、、、色々やった。毎日毎日異なる現場で目が回る向こう側に居た。
朝から朝(not 晩)まで仕事の毎日で家にも帰っていなかった。たまに貰う休みでも鳴り止まない連絡。バーチャルのトラブルが発生すればタクシーに飛び乗り、どこにでも出向きサポート業務をしていた。(それほど人手不足)なんでこんなにも忙しくなったのかと言うと、国内外のロケが出来ないから、本物そっくりにCGで偽物を作る。
ステイホームな日本で、仕事がこんなに跳ねたのは医療業界とバーチャル位?医療関係者は忙しいのは容易に想像できるけど、映像業界でこれほどまでに忙しいとは他人には全く理解もされず、むしろ色んな意味で引かれてた。友達も割と離れたw

誰に何も理解されてない中、唯一理解を示したのは上久保だけでした。
あの時の日本って狂っていて、コロナ前より潜むレイシストに多く八当たられた。
何故なら私の容姿が外国人な為。
国に帰れやら中指立てられたり唾を吐かれたり、挙げ句の果て殴られた。
えーっと、時代は令和よね?と思ったけど、『事実は小説より奇なり』とイギリスの偉い人が言ってたなと耐えてた。
びっくりするけど、これも日本の一部分なのは事実。

容姿で差別受けるの久々〜!ってIKKOさんのテンションで今なら言えるけど、2020年夏頃の私に言い返す元気がないほどに仕事と批判で疲弊していた。

2020年8月に私を殴ってきた老夫婦へ、
上久保から真剣なお話と物理的ご指導をしたいとのことです。肉体を鍛えとけよ、上久保の普通はまぁまぁ痛いぞ。

上久保の強靭な精神に驚かされたことは幾度とありますが、本当に驚いたというか助けられたことがある。


2021年4月15日放送のこの試合。
対戦相手が直前になって変わった。
本来は、トロイ・ウォーゼン選手と試合を行う予定でしたが、コロナ陽性反応者が出たためトロイ・ウォーゼン選手との試合はキャンセル。
一時は、試合が飛ぶ流れにもなっていたのですが、カードの組み換え。
更に組み換えられミチェル・チャマール選手に変更。
試合が無くなるだの対戦相手が変更の上、変更だので、普通なら集中力が切れたりするだろうし、モチベーションの維持が難しいと思う。
しかし、コロナ禍の格闘技の興行で予測が可能な次元の話。
別ベクトルの方向で彼はバタバタしていた。

\ 日本で、私が救急搬送されていた!! /


その時期、私は訳あって心身ともに疲弊困憊していたのだが、それに加え過労と試合に向けて気も立っていたのだろう。アナフィラキシーショックでぶっ倒れ意識朦朧というか意識不明になり病院に運ばれました。

搬送先の病院(国立国際医療研究センター)からではなく、私のスマホから上久保に入電があったらしい。
何度も私から電話が掛かってきたので、不審に思い取ったら知らない人からだった。

医師:「旦那様ですか?今から来れますか?
上久保:「今シンガポールでして…えっと…」


そう、彼は試合の20分前に病院から電話が掛かってきた。
グローブに封をされた状況の中、病院から処置の同意やら今非常に危険な状況だと言う報告を受けたそう。
もちろん、迎えに行くことは物理的に無理だってことで別の者に向かわす手筈を取り、病院にその旨を伝えていた。
その段階で入場直前

私は目を覚ますと、見知らぬ天井で体にめっちゃ管が刺さってました。
状況を把握する前に、見知らぬ部屋の壁に掛かっていた電子時計の日付を見て、愕然とした。『試合終わってるー、、、やってもたー。。。』

何となく、ここは病院だなと思ったので、ナースコールを速攻連打した。
現れた看護師さんに運ばれた経緯を聞き、スマホを受け取り上久保に架電。

上久保「無事でよかったです。」
おそらく、その言葉は試合直後の者が他人に発する言葉では無い。
先ほどまで麻酔で寝かされていた人間のシャバシャバな脳でも分かる。

で、試合はどうなったの?
多分そんな事なら飛ばしちゃったよねー。。。と恐る恐る尋ねると

上久保「終わりましたよ。

え?終わったて?THE END的な?それともDONE的な?どっち?
私はめちゃくちゃテンパっていた。

上久保「試合はしました。」

心底、ホッとした。試合に穴を空けなかったことに。
まじで、ごめん!!!!!!!来世で何らかの形で償お。
はぁ〜よかったと気が抜け、その後何を話したか正直覚えて無い。
なんか業務連絡的なことや勝敗も聞かされたけど覚えてない。
ただ病院では、水分も経口摂取させてもらえなくてめちゃくちゃ喉が渇いたのは覚えている。

ほら、本人も言ってるよね『色々ありましたが、』と。
色々ありましたの元凶は、私です。
でも、言い訳をさせて欲しい。
「私は君の人生にいい影響を与えない」って事前に言ったやろ?こう言うことやで。(ドヤァ)


覚書として上久保に伝えたいこと

上久保が日本でMMAの試合をしたいようには、今のところ感じない。
同行を求めても来ないので、各々の仕事を頑張りましょうのスタンスで行くと思う。
ただ上記のように万が一のトラブルが発生した場合や、私が息を引き取ったとしても決まった試合は必ずこなす。
周りの皆さんも、上久保が試合を飛ばし帰国しようとしたら止めて下さい。

仕事に穴を空けない。コレ絶対。
それ以外なら、大体何したってOK!!

上久保の仕事は普通の会社員とは大きく異なる点として、個の活躍を楽しみにしている方が世間にいらっしゃる。
だから、私如きで仕事を飛ばすな。
死んでしまえば鮮度もくそもないし、忌引きという概念がそちらの業界にはないので、仕事をして下さい。

私は、床やドアの無いヘリ、原子力発電所など中々に危ない所で仕事をすることがある。
心身ともに疲労はするけど、ワクワクの方が勝つからその仕事を取る。
危ないとか言われたって、楽しいから辞められないのよ。
例え私がGo to hellしたくらいで辞める理由にはなりません。
極論を言えば、新たにパートナーを見つければいい。
格闘技を心から楽しめなくなってはじめて、進退を考えて下さい。

という事で、今の所の個人的ベストバウトは2021年4月のチャマール戦です。

ちなみに、試合中に何を考えてんのか後日に聞いたら「とっとと終わらせて、安否確認しよ。」だそうです。

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