COVID-19ワクチンその11

引き続き,FLAIR記事のまとめでワクチンの話

ワクチン分布


パンデミックの世界的な規模を考えると、ワクチンの配布は物流上および倫理上の課題となる。米国CDCは、全国的なワクチン接種プログラムを展開するための戦略と目標を網羅した暫定的な運用ガイドブックを発表した。

ファイザーとモデルナの有効性、安全性、生産量のデータがすべて正確であると仮定すると、年末までに7,000万回分のワクチン接種が可能になる(2回接種のレジメンでは、3,500万人にワクチンを接種するのに十分)。

この数は予想された必要量よりも明らかに少ないため、CDCは段階的なワクチン接種プログラムを予想しており、最初の接種は医療従事者、その他の必要不可欠な労働者、および重度のCOVID-19のリスクが高い人たちに行われる。政府は、ワクチンの入手可能性、ワクチン配布能力、および管轄区域内の重要な人口の規模を反映して、地方自治体(州、準州、部族政府)に初期投与量を配分することが予想される。ワクチンの公平な配分を確保するために、CDCの予防接種実施に関する諮問委員会、国立衛生研究所、全米科学アカデミー、工学アカデミー、医学アカデミーなどが初期の重点集団の決定に関与しているようだ。

日本であると,厚生労働省がこれらを管理するわけだが,ファイザー,モデルナのワクチンはUSでも足りていないことを考えると,しばらくは入手困難かもしれない.

厚労省は7月31日にファイザーとワクチン供給の契約を結んでおり,8月7日にはアストラゼネカと国内でワクチン1億2000万回分の供給を受けることについて基本合意したと発表している.供給は来年初頭からを見据え、3000万回分は第1四半期中(1~3月)に供給を受ける.また,10月にはモデルナが開発に成功すれば5000万回分の供給を受ける契約を締結したと発表している。このうち4000万回は2021年前半に、残りは7~9月に受け取る予定である.国内での流通は武田薬品工業が担うようだ。1人2回接種するため2500万人分に相当するとのこと.

しばらくは日本でワクチンをうてるのは先の話になりそうである.日本では大規模試験を組むのが難しく,創薬はできても,試験は他国まかせという医療後進国の運命をなげくしかあるまい.


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