COVID-19ワクチンその12 まとめ

まとめ


ワクチン開発の取り組みは、COVID-19が劇的に増加していることもあり、短期間で目覚ましい進歩を遂げている。企業のプレスリリースによると、2つの候補(ファイザーとモデナ)がすでに有効性を示しているようであり,今年末までに最初のワクチンの投与が可能になることが望める.

しかし,これらのワクチン候補の1つまたは複数が安全で有効であることが証明されたとしても、大量接種への道のりには課題が山積みである。仮に複数の候補ワクチンがEUAを受ける場合、ほとんどの候補ワクチンは21日または28日間隔で2回の注射を必要とするため、患者が正しいタイミングで正しい2回目の注射を受けられるようにすることが一つの課題となっている。

1つのワクチンのEUAは、承認されたワクチンと他の候補ワクチンの両方について、進行中の試験で倫理的な問題を提起する可能性がある.どういうことかというと,すでに承認されたワクチンがでれば,参加者はプラセボを受けたかどうかを知りたがる可能性が高くなり、承認されたワクチンを受けるために脱落する可能性があるということである.脱落が増えると安全性と有効性に関する長期的なデータを収集することが難しくなる。FDAは、EUAを申請する企業に対し、この潜在的な問題に対処するための戦略を含めることを要求すると述べている。

最後に、需要がワクチンの供給を上回ることが予想される。このように、当初は限られた供給量を公平に分配するための計画を立てるための大きな努力が行われている。現在までに、USではこのプログラムの役員会の概要のみが公開されている。


USにおけるワクチンのEUAまでのとこれからをFALIRをもとにまとめた.ワクチン開発競争は局面にきており,一番乗りのEUAはやはり恩恵を受けそうである.

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