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何かを片付けたかったら、まずは自分を知ることから

片付けは「自分を知ること」そのものだと思っています。

自分が好きなこと・嫌いなこと
考え方の傾向
行動のクセ
執着すること・しないこと
管理できるキャパのレベル
他者にされてOKなこと・NGなこと

だから、自分自身が分かってくると、それに合わせたモノの持ち方・収め方のルール作りがしやすくなっていきます。

例えば、直感・感覚タイプの人は視覚優位で色やカタチで識別する傾向があるから、中身の見えない真っ白な収納箱にオシャレなラベリングをしたところで、箱が全部同じで中のモノの識別は文字情報にしか頼れないとなると、無自覚なところで相当なストレスを感じます。
(そういう傾向の人には、中身が見える半透明のボックスやフタのないオープンボックスのほうが、脳の使い方にフィットする収納だと言えます。)

また例えば、多くの情報が入り乱れると頭の中が混乱してしまう人(私です…)は、そもそもの情報量を減らす、つまりモノやコトの量自体を減らし、管理をできるだけシンプルにするほうがより心地よく過ごせるかもしれません。

そしてもっと深堀していくと、自分の内側に向き合って自分の本当の気持ちを知ることで、モノ・コトの詰まりを作っている根本的な原因を見つけやすくなります。

例えば、クローゼットが服が溢れていることを悩んでいる人の核心は、服を片付けられないということ以前に、そもそも次々と服を買ってしまう理由にあるかもしれません。

「服屋の店員さんとの楽しいお喋りを求めて店に行き、その度に(必要でないのに)買ってしまう」という心理に気付いたとして、では店員さんとのお喋りを求める理由は?→日頃の家族や知人とのコミュニケーションが不全で寂しさを抱えている、という気持ちに辿り着いたとすれば、クローゼットの服を減らすことが根本的な解決策ではない、と気付けますよね。

私の個人的な見解だけど、私たちは自分で思っているほど自分のことを分かっていない。
分かっているつもりでも、正しく認知できていない。

自分の行動の理由や考え方の傾向に無自覚な場合が多いと思うから、時には避けたくなるような感情さえも受け入れて、客観的に見つめる作業が必要になってきます。

でもね。
それができるようになってくると、前に進んでいけるというか、抜け出せない(と思い込んでいる)世界を少し上の方から見て「出口、こっちにあるよ」って自分に教えてあげられるようになっていきます。

もちろん、そこまで簡単に行ける時もあれば、複雑な迷路を進まなきゃいけないこともあるかもしれないけど、ただそこにじっととどまって「自分は変われない」と決め込んでしまうより、ずっといい。

何かを片付けたかったら、まず自分を知ることから。
言い換えると、自分を知ると、片付けられる。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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