いつかまた、この人たちと

こんにちは、スピカワークスの広報 Tです。

入社当時は手探りだった業務も、少しずつ形になってきました。とはいえ料理店でたとえれば、「メニュー」や「レシピ」とその成り立ちを、細かく確認しているような段階です。まだまだこれからですね。

そういえば最初のうちは、時間を見つけると「オーナー」兼「シェフ」であるところの代表・鈴木@しーげるに、「誰に」向けて「何を」するために作った会社なのかを聞いたり、「どうして会社を作ろうと思ったのか」なんてことも聞いていました。

編集者さんの中には会社に属することなく「フリー」として編集部さんと契約し、作家さんとお仕事をされている方もいらっしゃいます。ですから代表が「漫画を作り続けたい」だけならば、ひとりで働くことも選べたはず。それでも「会社」という組織をつくり、人を雇って始めた理由は?

当時の事務所内には、代表がそれまで仕事をしてきたさまざまな企業さまから、会社設立を祝うお花が届いていました。その花々を眺めながら、「(講談社を離れても)『いつかまたこの人たちと一緒に仕事をしたい』と思ったら、会社にする方が良いかなあって」と。

出版という業界は、他に比べて社外の方との縁が広く深くなっていく傾向が強いかもしれません。「マンガ」の分野でいえば、作品の販路が世界に広がることで他国の出版社さんやエージェントさんと関わったり、その表現がほかの媒体(「アニメ」「テレビ・映画(実写)」「舞台」など)へ移る時には、多方面の作り手の方々が作品づくりにたずさわります。

むろんまずは自社内に仲間がいることが前提、その上で仕事を通して社外の方々や会社さんと時間を重ねていくと、全体の「チーム感」がかもしだされ、徐々に「つながり」が深くなっていきます。その縁は時に、お互いのいる場所や立場が変わっても続いていく場合が多くあって。

代表も、これまでの担当作を通じて多くのご縁があったはず。それがおそらく、「次にまた共に作る機会を得たい」と願うほど大事なものだったのだと。そしていつかの「その時」には、個人の立場より組織としてつながる形の方が、動きやすくより良く作ることができる環境なんだろうと受け止めました。


……などと代表の話ばかりでなく!「スピカワークスってなに?」と問われることの多い弊社の「これから」について、そろそろお届けできたらとも思います。週に一度の更新を目指します、それでは。


★twitterは、弊社・契約作家さんの情報を中心に発信中★
 → スピカワークス (@spica_works) | Twitter


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?