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#69 お弁当

高校時代のお話。中学時代より記憶がないので少し曖昧な部分はあるので間違っている部分があるかもしれませんがご容赦ください。

特に高2,高3の時。

昼休み1秒でも長く、外か体育館で遊びたいから男子が早弁(授業と授業の合間の少しの休み時間で弁当を食べることです。)をしていたのだが、自分と1人の野球部の友人は昼休みに
ゆっくりご飯を食べていた。(何でかは覚えてない。)

たまに急いで食べることもあったが、
自分とその友人以外の男子が教室にいない。
という状況も頻繁にあった。


ただ、やはり自分も遊びたい思いがあるので
昼休みに食べるけれどその時間の中でいかに早く食べられるか。というのを考えるようになった。

基本、人前ではガツガツ量を食べられないタイプの人間なので(どういうタイプ?)
おにぎり2つとほんと小さな容器2つにそれぞれ、おかずとフルーツが入っているというお弁当を毎朝母が頑張って早起きして作ってくれていた。改めて感謝しかないです。ありがとうございます。

ただ、やはり遊びたい欲が強いので弁当を食べる時間を多く作れず、全部食べれないこともあった。おかずとデザートは必ず食べていたが、おにぎりは時間内に1つだけ食べて、駅から家までの帰り道でもう1つ残ったおにぎりを食べるというのが1つのルーティンになってしまっていた。

ある時、母が
「おにぎりが食べきれないならうどんにしようか?」と提案してきてくれた。

うどんならサクッと食べられるので
時間もかからない。しっかりと食べ切ることができるので最高だと思い光の速さで

「お願いします。」と返事をした。

そこからほとんど毎日。
自分の弁当がおにぎりからうどんに変わった。

最初の方は何も友人達から言われなかったのだが、2ヶ月くらい経った頃
「お前毎日うどん食ってね?」と言われ
とうとうバレてしまった。笑(隠してるつもりはない。笑)

「またうどんかよ」「当たり前だろ」
この会話を友人と毎日毎日当たり前のように続けて自分の高校時代のお弁当生活を終えた。


うどんを食べている時はおにぎりを食べる時と違い必ず下を向かなくてはいけない。

友人が自分と接点のない女子とお弁当を食べながら喋っていて、こちら側が黙って黙々とお弁当を食べなくてはいけない時間がよくあったのだが、その時間でおにぎりを食べていると
目線をどこにやったら良いか迷う。

友人を見ていれば、
「こいつも話に入れて欲しいのかな」と思われるし、女性をずっと見ていると
ただの気持ち悪い奴になってしまう。

下を向いていれば不機嫌そうに見えるし、
上を見て食うなんて変人以外の何者でもないし。


うどんならそんな心配は無用だ。
下を向いていることが当たり前だから
ずっと下を向いていても
うどんを食べていると言えば良い。


(あーうどんをお弁当に入れて良かった〜。)

何回高校入ってから思っただろうか。笑



何でこの話を思い出したんだろうか…

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