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インターネットは本当に恐ろしい世界だと気づいた

私一人では受け止めきれない事実に出会い、この記事を書きました。

初めてインターネットに触れたのは年齢が一桁の頃だったので、
人生の7割程をインターネットと共に過ごしてきた。
人間は7割程度が水で出来ているというが、
私にとってのインターネットとは人間を構成する水のようなものである。
中毒の域を超えて、最早血肉なのだ。一生離れられないだろう。

インターネットで遊ぶことしか出来ないので、
プログラミングどころか、自分でサイトを作ることすら出来ない。
今までもそうだろうし、これからもきっとそうだろう。
そんな私でも、
インターネット歴だけは長いので様々な祭りや炎上を見てきた。
そして重要なことに気づいてしまった。

インターネット上の知り合いの誰も忍者大戦を見ていない。

傑作と呼ぶには程遠いが、
クソ映画と呼ぶにはあまりにも愛おしい映画である。
その映画をこの前見て、こんなトンチキ映画なら皆見ていて、
私が知らない間にバンバン感想を書いているだろう、
と思ってフォロー検索かけたが、誰も見ていなかった。

インターネットは楽しいだけの場所ではない、そんなことはわかっている。
結局インターネットにいる人間はどこまでも人間で、
現代社会のしがらみもあれば、感情もある、
決して理想化された人間の具現ではない。
それでも、私は大変に悲しい気持ちになってしまった。

なので、忍者大戦の話をします。
アマゾンプライムビデオで無料で見ることが出来ます、90分ぐらいです。
レンタルがあるかとか、他の配信サービスで配信されているか、
とかはわかりませんし、忍者大戦のために金を払えとも言えません。
ただ、見れるなら見てください。

あらすじ

日本で最も強力な武術軍団である伊賀忍者は、
中国での勢力拡張を図るも、最大の敵である少林寺拳法に阻まれ、
首領の笹川は忍者の誇りを示して切腹する。
少林寺拳法に対する怒りを燃やす伊賀忍者は復讐を決意。
一方、日本少林寺卍派に所属する主人公も本場の少林寺を目指していた。

あらすじとしてはこんな感じです、忍者大戦というタイトルですが、
忍者VS忍者ではなく、
少林寺VS忍者、その他スペシャルゲスト色々と言った感じです。
見どころとしては、おおらかな時代特有の曲解や国辱、
キレッキレの殺陣にめちゃくちゃ強い老人と様々ありますが、
やはり私が推薦したいのは水蜘蛛です。

水蜘蛛として広く世間に知られているのは、
足に円をつけて、水の上に浮かぶ忍者の姿でしょうが、
この映画では違います。
開始5分で水蜘蛛そのままを見ることが出来ます。
もう、最後まで見なくてもいいので水蜘蛛だけ見てください。
私の願いはそれだけです。

忍者に対する曲解とか、インド人役とか、
インド法王とか、テレポートとか、
少林寺に対する曲解とか、松田とか、タンバリン使いとか、
キメ台詞になってる「阿弥陀仏」とか、見どころは様々ありますが、
とりあえず、水蜘蛛を見てください。

もう私一人では受け止めきれないのです。

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