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テキーラマエストロ受講してみた

※この投稿は、旧アカウント「壱百粁走男」名義で投稿したものです。2024年にお酒に特化した新しいアカウントを作成しなおし、加筆修正を加えたものです。

足掛け3年、2022年の秋にウイスキー検定1級に合格。
次はラムコンシェルジュかテキーラマエストロだなと意気込んでいたところ、札幌でテキーラマエストロの講座をやるという情報をキャッチ。

こんな機会逃したら、次いつ札幌に来てくれるかわからないと即決申込み。
参加費4万を振り込みました。

ということで、札幌に行って受講してきました。

会場はアルコジ

会場は札幌のすすきのにあるバー、アルコジさん。
カウンター席と小さなボックス席があるバー

講義は昼12時から16時まで。全4章構成で2日間日程。
1日目にテキーラの製法、テイスティングノートを、
2日目にテキーラの定義と飲み方、蒸留所についてみっちり勉強します。

2日目の最後にテストがあり、合格すればテキーラマエストロになれます!

講師の先生、お話がお上手!

講師はテキーラ協会の会長、林生馬氏。

「テキストを開いてください」そう言うと、何も見ずにすらすらと講義が始まりました。とても分かりやすく頭にすっと入る語り口と話の構成にぐっと引き込まれました。

で、ところどころテキーラが紹介されテイスティング。
1日で5~10銘柄は飲んだと思います。小さなカップに自分で飲めるだけ次いでテイスティング。昼間っから飲む背徳感がテキーラの味わいに一役買って、極上のひと時を味わいました~

テキーラは詳しくないですが、かなりレア&高額のプレミアムテキーラをテイスティングできたんじゃないかと思います。ウイスキーも非常に値上がりしましたが、テキーラもプレミアム物はウイスキーと変わりません。その理由も説明いただきました。

でも、5~10ml程度にしないと意識が遠のきますのでご注意を。

気になる試験は?

一通り講義を聞いていればわかる問題ばかりです。
普段からテキーラを楽しんでいる人であれば、楽勝だったと思いますが、
沢山試飲したのと慣れないスペイン語のせいで、満点ではありませんでした。

ただ、落とすことが目的ではなく、講義の振り返りのような試験でしたので、心配することはないと思います。

ということで、合格することができました!

教本の表紙と認定ピンバッジ

飲んだのはいいボトルばかり

上段からエラドゥーラ、オーガニックテキーラのドン・アルバロ、原料のアガベ農家がつくるドンナチョ
中段はメスカルのセバスカ、世界最古のテキーラ蒸留所、クエルボの高級ラインの1800、ジョージ・クルーニーのCasamigosを作っていた蒸留所のテソロ
下段はシャンパン酵母使用のラ グラン セニョーラ、度数がテキーラとして認められている上限の55度であるカーサ・デ・ルナ、カルロス・サンタナが作るテキーラ、カサノブレ

上段は、ワイン樽で熟成したアハトロ、ハリスコ州以外で作られる数少ないテキーラの一つのコラレホ、原料のアガベの栽培からボトリングまで99,000時間(約11年)掛かっているということに由来するコラレホ 99,000 オラス
下段は、ブルーアガベ以外のアガベ使っているメスカルのラメディダ、ライシージャのラベネノサ、そしてメスカルのアルタレス・デミ・ティエラ

アガベ100%のテキーラは本当に飲みやすい

テキーラとメスカルとライシージャはアガベを原料としたスピリッツ(蒸留酒)ですが、テキーラは原産地呼称保護制度(シャンパンと一緒で、他はスパークリングワインと呼ぶのと同じ)で成功したことで、各地域でメスカル、ライシージャと呼んでいるそうです。ソトルというのもあります。

受験してみて

テキーラの知識が深まったことは為になりましたが、一番よかったのはテイスティングを教えてくれたことです。
テイスティングコメントを見ても何のこっちゃと思っていたのですが、詳しく解説してくださって、実践もできたのでよかったです。
まあ、できるようになったかは別ですけどね。

ウイスキーは麦の穀物由来の甘みを感じますが、
テキーラって花束の香りがするんですよね。
それが何となくわかって嬉しかったですね。

皆さんもぜひ挑戦してみてください。

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