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映画監督・清水宏に興味を持ったが、あまり情報がないのが、サビしい

最近、清水宏という映画監督の存在を知った。小津安二郎とは同い年で、親友だったらしいのと、清水の助監督時代のあだ名が「銅像」だった、というエピソードがツボにハマったので、興味を持った。

最初に観たのは「港の日本娘」だった。昔の横浜の景色は興味深かったが、この作品自体はピンとこなかった。次に、「家族日記」という作品を観た。テンポが良くて、引き込まれた。三宅邦子が色っぽいのが、印象深かった。

以降、清水の作品を漁って、いろいろ観ている。まだ5本ほどしか観ていないが、
以前記事を書いた「簪」は、これまで観た中で最も気に入っている作品の一つだ。

清水を知ったきっかけが小津つながりだったので、つい小津と比べながら観てしまう。清水と小津の作品比較は、今の段階ではやりたくてもできないが、同じような役者を使って、同じような作品を撮っている、よく似た監督だという印象を持った。おそらく、同じ松竹だからだろう。

それにもかかわらず、監督、作品の評価は、小津の方がはるかに高い。WEB上の情報も、小津のは大量にヒットするが、清水のは少ない。なんでそうなるのか、気になるところだ。清水に興味を持った人間としては、ちょっとサビしい。